イード(犠牲祭)に関する注意喚起及び当館休館日のお知らせ

【ポイント】

パキスタン政府は、イード(犠牲祭:Eid−ul−Azha)の休日を、7月31日(金)から8月2日(日)とする旨発表しました。当館も期間中は閉館します。

○当国治安機関は、イードの休日を含む当面の間、テロ等の脅威に関する注意喚起を行い、警戒を強化しております。

○期間中及びその前後は一般犯罪が増加する傾向にありますので、十分な注意が必要です。

○期間中は、多くの場所で家畜の屠殺が行われますが、感染症予防のため、家畜の屠殺場には近づかないようにして下さい。

【本文】

1 パキスタン政府は、イード(犠牲祭:Eid−ul−Azha)の休日を、7月31日(金)から8月2日(日)とする旨発表しました。当館も期間中は閉館します。期間中及びその前後には、買い出しや帰省、Uターンのため、マーケット、銀行、空港付近は大変な混雑になることが予想されます。また、当国治安機関は、イードの休日を含む当面の間、テロ等の脅威に関する注意喚起を行い、警戒を強化しておりますので、ご注意ください。

2 これら多くの人々が集まる場所は、スリやひったくりなどの一般犯罪被害に遭うおそれもあるほか、車両の盗難・車上狙いなど、駐車中の車に対しての防犯にも十分な注意が必要です。また、帰省等により留守にする家が多くなるため、留守宅をターゲットにした「空き巣狙い」も毎年多発しております。

3 期間中には、毎年多くの家畜が都市部に持ち込まれ屠殺が行われるため、それら家畜に寄生するマダニを介し、感染した動物の血液や組織と接触することにより、クリミア・コンゴ出血熱等への感染リスクが高まる時期となることから、十分な注意が必要となります。

4 つきましては、邦人の皆様におかれては、不特定多数の参加者が集まる場所に興味本位で近づくことを避け、不測の事態に巻き込まれることのないよう、下記をご参考の上、ご自身及びご家族の安全に配慮した行動を心掛けていただきますようお願いいたします。

(1)当地の各種報道等により最新の情報を入手し、安全な行動を心掛ける。

(2)期間中は、極力徒歩での移動は避けて下さい。また、車両で移動される際も周囲の状況に十分注意するとともに、万が一、自宅周辺に不審な人、車両があれば、そのまま家に入ることなく離れた場所から様子を観察し必要に応じて警察に連絡するなどの措置をとる等注意しましょう。

(3)攻撃の標的となりやすい場所(政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、集会場所、宗教関連施設には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(国連関係機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

5 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○広域情報「犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起」

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C061.html

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)