6月17日までのカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
1 感染者数
●国内の累計感染者数は15,542名です。
●国内の累計死亡者数は88名です。
●国内の累計快復者数は9,716名です。
州・直轄市ごとの感染者数等,詳細は以下のカザフスタン政府コロナウイルス対策ページから参照可能です。https://www.coronavirus2020.kz/ru
2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道等は以下のとおりです。
(当館注)以下は,一般的事項及び在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
(1)新規感染者数
●6月16日,新規に確認された有症状感染者数は350名(増加率2.3%)です。
●6月16日,新規に確認された無症状感染者数は683名です。
●アクタエヴァ保健大臣代行は,アルマティ市,シムケント市及び5つの州(アクトべ,カラガンダ,アティラウ,北カザフスタン,アクモラ)において,先週1週間の感染者数増加率が,それまでの増加率と比較して2倍以上に増大したと述べ,原因として,職場,公共の場,家族間における人同士の接触機会が増え,マスク着用,社会的距離の確保といった予防措置が人々に順守されていないことを指摘しました。
(2)検疫等
●アクタエヴァ保健大臣代行は,カザフスタン全体の病床使用率は現時点で68%であり,医療崩壊は生じていないと発表しました。一方,ヌルスルタン市,パブロダール州,アルマティ州,東カザフスタン州,アクモラ州では多くの病床が現在使用されており,仮に病床数が逼迫した場合は,予定されている(他の病気の)手術等を中止し,有症状のコロナウイルス感染者に病床が割り当てられる措置が執られます。
●キシコヴァ・ヌルスルタン市公衆保健局長は,直近3日間の市内の新規感染者数が毎日150名以上(無症状感染者を含む)確認され,病院の救急電話窓口への要請が通常時と比べ2倍以上の件数に上っていることに鑑み,ヌルスルタン市において感染状況が悪化しているとの見方を表明しました。また,同局長によれば,現時点で市内全体の病床数の内,90%がコロナウイルス及び肺炎患者のために使用されています。同局長は,住民に対し,実効的な感染者特定のため,症状がない人はコロナウイルス検査を受ける必要はなく,医師の勧告に従うべきと述べています。
●ナディロフ・アルマティ市公衆保健局長は,フェイスブック上で,現時点で市内10か所の病院において1,300名以上のコロナウイルス患者が治療を受けており,毎日(コロナウイルス感染の疑いがある人物を含めた)100名以上の患者が市内の病院に搬送されていると発表しました。同局長は,医師の勧告を無視した行動をとる市民が多く見られると指摘し,改めて予防措置の順守を求めました。
(3)航空便関連
●カザフスタン民間航空委員会によれば,現在,各航空会社により,トルコ,中国,韓国,タイ,ジョージア行きのフライト(6月20日より定期路線化)の航空券の販売が開始されている一方,中国行き国際線の運航予定時刻は,中国側の検疫措置強化に伴い検討中の段階にあります。
(4)その他
●ニグマトゥリン下院議長がコロナウイルス検査の結果,陽性(無症状)と診断されました。同議長は,現在コロナウイルス感染により入院中のビルタノフ保健大臣と6月9日及び11日に接触していました。
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047