衛生上の緊急事態宣言の発表等(メキシコ)

3月30日,メキシコ政府による新型コロナウイルス関連の記者会見において,新型コロナウイルス対策の衛生上の緊急事態宣言(emergencia sanitaria por causa de fuerza mayor COVID-19)が発表されました。また,総合衛生評議会(Consejo de Salubridad General)による追加措置も発表されました。

1 衛生上の緊急事態宣言(エブラル外相)

30日,総合衛生評議会において新型コロナウイルスを優先的対策が必要な疾病(enfermedad grave de atencion prioritaria)と認定されたことから,新型コロナウイルス衛生緊急事態(emergencia sanitaria por causa de fuerza mayor COVID-19)が宣言され,メキシコ政府各省庁が一体となって下記の追加措置を含む必要な対策・措置が実施されることとなりました。この宣言は4月30日まで有効とされています。

2 総合衛生評議会(Consejo de Salubridad General)による追加措置の発表(ロペス=ガテル保健次官)

(1)4月30日までの公的機関,民間及び社会セクターにおける不要不急の活動の停止(3月24日付官報(4月19日までの措置)の期間延長)

なお,以下に挙げる真に必要な活動は継続されます。

a)公共・民間における医療,救急,医療事務及び医療関連の全ての活動

b)治安・市民保護,国防,検察,司法,連邦及び州レベルにおける立法分野における活動

c)経済分野において継続が必要とされる活動(詳細なリストが別途公表される予定)

d)社会プログラムについては実施を継続

e)水道,エネルギー,衛生分野などの生活インフラは継続

(2)活動を継続する分野においては,50名以上の集まりを行わない,また,その他予防措置を実施する。

(3)全国民(海外からの移住者も含む)は,自主隔離を実施。特に60歳以上,既往症(糖尿病,肥満,妊娠中の女性等)のある者は厳格な自主隔離を実施すること。4月30日以降に職場への段階的な復帰についてのガイドラインを発表予定。

(4)新たな指示があるまで,移動や他人との接触を伴う国勢調査世論調査を停止。

(5)全ての上記措置については,人権を尊重し実施される。

3 メキシコ保健省が発表したメキシコにおける新型コロナウイルス感染症発生状況(3月30日19時現在)は次のとおりです。

(1)累計症例数:1,094名(前日比+101)

(2)累計死亡者数:28名(前日比+8)

https://www.gob.mx/cms/uploads/attachment/file/544268/Comunicado_Tecnico_Diario_COVID-19_2020.03.30.pdf

https://www.gob.mx/cms/uploads/attachment/file/544266/Tabla_casos_positivos_COVID-19_resultado_InDRE_2020.03.30.pdf

(3)感染疑い者数(検査中):2,752名(日本からの来墨者3名を含む)

https://www.gob.mx/cms/uploads/attachment/file/544267/Tabla_casos_sospechosos_COVID-19_2020.03.30.pdf

(4)感染疑いで検査後,陰性が確定した総数:5,635名

4 当館ホームページに新型コロナウイルス感染症関連情報を掲載していますので,同サイト等をご参考に,引き続き情報収集及び感染予防に努めてください。

https://www.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/11_000001_00027.html

【メール発信元】

在メキシコ日本国大使館

住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 Mexico, Ciudad de Mexico.

Tel:(+52)55-5211-0028(代表番号が不通の場合:(+52)55-5091-3081)

Fax:(+52)55-5207-7030

HP:https://www.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html