新型コロナウイルス関連（３月３１日）

【ポイント】

○インド人コミュニティでの集団感染

○感染者数２８９名（前日比＋２３名）

【本　　文】

　３０日，内務省は，不法滞在者の出国に関して，次のとおり発表しました。

・猶予期間中（４月１日から４月３０日まで），不法滞在者は罰金及び旅費・航空賃を支払うことなく，出国することが出来る。

※不法滞在者の中には，オン・アライバルビザ，短期・長期滞在等，全ての種類の査証が含まれます。

・猶予期間中に出国した不法滞在者は，空港封鎖が終了すれば再入国することが出来る。

・出国を希望する不法滞在者は，以下の日程で指定の学校に行き，手続をする必要がある。手続きを終えた者は，出国するまでの間，宿泊場所（食事付き）が提供される。

（指定の学校）

Farwaniya Governorate,Farwaniya(Primary School for Girls)Block(1)Street(76)

（指定日）

　４月　１日〜　５日　フィリピン人

　４月１１日〜１５日　エジプト人

　４月１６日〜２０日　インド人

　４月２１日〜２５日　バングラデシュ人

　４月２６日〜３０日　その他

２　インド人コミュニティでの集団感染

報道では，３月３０日，マハブーラ地区の約６００人のインド人労働者等が居住するアパートで新型コロナウィルス感染者が発生し，建物が隔離されたとしています。ジリーブ・アル・シュユーク地区でも同様の措置がとられています。

新型コロナウィルスの感染が広がる要因には，無症状の感染者が他の人に感染させてしまうことにもあります。在留邦人の皆様（特に企業関係者）におかれましては，身近に当該エリアに居住している従業員等（ドライバー，セキュリティ・スタッフ等）がいないかを確認して頂き，接触には十分注意してください。

３　３月３１日午後０時現在，クウェート国内の累計感染者数は２８９名で，これまでに７３名が回復，１３名が集中治療，２１６名が治療継続中です。

（新たな感染者の内訳）

・外国からの帰国者名

　クウェート人８名（英国，イラン，フランスから帰国）

・外国からの帰国者と接触があった者９名

　クウェート人３名（サウジアラビア，フランスからの帰国者と接触）

　インド人６名（アゼルバイジャン，ヨルダンからの帰国者と接触）

・感染経路確認中

インド人４名

○当地に３か月以上滞在されている方には在留届の提出を，３か月未満の滞在の方にはたびレジへの登録をお願いしております。皆様の所属先，お知り合いで未提出，未登録の方がおられる場合は，以下のサイトをご案内いただくようお願いします。

○当地においては，２２日から午後５時から午前４時までの夜間外出禁止令が発令されています。当局は，国民・居住者に対して本措置に従うよう，繰り返しアナウンスするとともに，違反者の取締りも実施していますのでご注意下さい。

○政府は，全ての国民・在住者に対して保健当局の指示（集会の禁止）に従うこと，責任ある行動をとること改めて呼びかけています。

○新型コロナウィルスにつきましては，引き続き最新情報を入手するとともに，御自身や周囲の人のためにも，うがい手洗いを励行し，体調不良の時には外出を控えるなど，予防にも努めて下さい。

〇健康上の問題で困っている方やその他ご質問等ある方は，以下の連絡先までお問い合わせ下さい。特に，発熱（３７．５℃以上の体温）や咳・痰等の呼吸器に関する症状や新型コロナウィルス感染が懸念される場合には，保健省ホットライン（１５１）に連絡する前にご相談下さい。当館医務官から助言を行います。

（お問い合わせ先）

在クウェート日本国大使館　領事班

電話（代表）：（＋９６５）２５３０−９４００

メール：consular@kw.mofa.go.jp　（了）