新型コロナウイルス関連情報(当地滞在中の短期渡航者の方へ:ブルガリア発着の航空機の欠航が急激に拡大しています)

●全世界的に航空便の運休・減便,空港の閉鎖が拡大しています。ほとんどの場合において,これらの措置はなんらの猶予もなく,突然,発表・実施されています。

ブルガリア周辺国の国境閉鎖や外国人入国禁止措置により,ブルガリア乃至周辺国に長期滞在資格のない日本人短期渡航者が陸路でブルガリアを出国することは現時点においてできなくなっています。

ブルガリア発着の航空便は日に日に減少しています。これらが突然全便運行停止になる可能性も十分あり得ます。また,運行再開がいつになるかは全くわかりません。

●欧州主要都市からの日本直行便も次々に運休,減便しています。トランジットに失敗した場合,多くのEU諸国が非EU国民の入国禁止措置を講じていることから,その国に入国することはできず,空港で取り残されるおそれがあります。

ブルガリア国内のホテルは次々と稼働を停止しています。今後,ホテルが全面的に稼働停止となるおそれもあります。

●現在,ブルガリアにおいては緊急事態宣言が発出されており,都市間を移動することが制限されています。今後,他国のように,より厳しい都市封鎖(ロックダウン)や,外出禁止令が発出されるおそれもあります。他国の例を見ると,外出禁止令に違反した場合,たとえ旅行者であっても,逮捕されています。

●このような状況において,特に長期滞在予定のない短期渡航者の方や早期に帰国する必要のある方は身動きが取れなくなるおそれがありますので注意してください。既に帰国予定がある方におかれては,早期に交通手段の確保をご検討ください。

○引き続き全世界的に航空便の欠航等が相次いでおり,状況は刻一刻と変化しています。

ブルガリア発着便も大多数が欠航しており,本日(3月25日)のソフィア空港のフライト情報によると(午前8時30分時点),出発便が全56便中47便,到着便が全60便中51便運休となっています。

(参考:3月25日運航予定の出発便(午前8時30分時点))

ウィズエアー:ロンドン・ルートン,フランクフルト,パリ・ボーヴェ,アイントホーフェン

ブルガリア航空:アムステルダム,ベルリン・テーゲル,ロンドン・ヒースローヴァルナ

フライドバイ航空:ドバイ

○欧州主要都市やドバイ,イスタンブール等からの日本直行便も大幅に減便,運休しており,平時に比べて,航空便の選択肢が著しく限られています。例えば本日のソフィア空港の運行状況ですと,ソフィアから日本へ乗り継ぐ場合,残されている選択肢は,ロンドン・ヒースロー,アムステルダム,フランクフルトしかありません(ドバイから日本に就航していたエミレーツ航空は3月25日から全ての便を運休しています)。これらの空港からの日本便も減便されており,必ずしも毎日運行しているわけではありませんのでご注意ください。

○乗り継ぎ便で帰国される際,経由地の入国禁止措置に注意してください。現在,多くのEU諸国では,非EU国民の入国が禁止されています。帰国するためのトランジットは認められていますが,トランジットに失敗した場合,その国に一旦入国するということはできないので,空港に取り残されるおそれがあります。主要なハブ空港では,全世界からの旅客が殺到していますので,乗り継ぎ時間には十分余裕を持たせることをお勧めします。また,航空便によっては同一都市内にある別の空港での乗り継ぎの場合もありますが,外国人入国禁止措置や外出制限等で円滑に乗り継げないおそれがありますので,ご注意ください。

○当館がソフィア市内の各ホテルに直接確認した結果,ホテルが次々と稼働を停止し,新規の宿泊客を受け付けているホテルは極めて限られている状況が判明しました。もしも今後,都市の封鎖や外出禁止令等のより厳しい措置が講じられた場合,ホテルが全面的に稼働停止になるおそれもあります。

○都市封鎖(ロックダウン)や外出禁止令が実施されている他国では,それに違反した旅行者が逮捕されたという例が多数見られます。ブルガリアではまだここまで厳しい措置には至っていませんが,一部の専門家がソフィアのロックダウンを要請したとの報道もあり,実施される可能性も有り得ます。

○事態は悪化の一途をたどっており,いつ好転するかは全くわかりません。このような状況で,特に当地長期滞予定のない短期渡航者の方や早期に帰国する必要のある方は,突然,身動きが取れなくなるおそれがありますので注意してください。このような事態を回避するためには,既に帰国の予定がある方におかれては,早期に交通手段の確保をご検討ください。

○皆さんの周りで当館からの領事メールを受け取っていない邦人の方がいましたら(特に,たびレジに登録していない短期渡航者等),ぜひ皆さんからその方に情報共有の上,たびレジの登録と当館への連絡を呼びかけていただくようお願い申し上げます。

たびレジ(短期渡航者用)の登録はこちらから→ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

在留届(3ヶ月以上滞在者用)の登録はこちらから→https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/agree.html

○当館からこれまでに発信している新型コロナウイルス関連情報領事メールはこちらから確認いただけます。→ https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0359

【参考】

■ ブルガリア保健省(ブルガリア語)

ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/

ブルガリア新型コロナウイルス・ホットライン(ブルガリア語)

電話 028078757(24時間)

ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/novini/aktualno/svoite-vprosi-otnosno-covid-19-zadavajte-na-telefo/

■ 日本厚生労働省

新型コロナウイルス関連情報

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

新型コロナウイルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

■ 外務省海外安全ホームページブルガリア

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_171.html#ad-image-0

■当館(在ブルガリア日本国大使館)発出済み領事メール一覧

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0359

■ 世界保健機関(WHO)

○ウェブサイト:https://www.who.int/health-topics/coronavirus

ブルガリア日本国大使館領事警備班

電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)

e-mail : consul.jpn-emb@sf.mofa.go.jp

HP:http://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html       

(了)