年末年始の邦人被害と注意喚起

●当地在留邦人がスキミング被害に遭いました。

●その他年末年始には,邦人旅行者が車上荒らし,並びに強盗被害に遭いました。

●経済状態悪化に伴い,犯罪の増加傾向が見受けられますのでご注意ください。

1.1月5日(日)午前11時頃,WaterfrontのV&Aホテル前のタクシー乗り場(サークル状になっている場所)にてタクシーに乗車した在留邦人がスキミング被害に遭いました。同人は,目的地までの料金交渉・合意の上,乗車しましたが,運転手はカード払いのみ受け付ける旨を述べました。支払い時,運転手はカードマシンをダッシュボードから取り出し,自分で1回カードをスワイプした後に再度カードを差し込み,同邦人に暗証番号の押下を要求し,同邦人は仕方なく入力しました。その後3日後に約1分間で計8,019ランド不正使用されました。(因みに運転手は,車内での会話によって人の弱みを見付け出し付け込もうとした由です。)

(※)累次注意喚起のとおり,タクシーの利用は危険です(悪意ある車に乗った時点で被害を避けることは困難となります)ので,引き続き控えてください。また,ウーバーを利用する際は,ウーバーとタクシーの対立を念頭に入れウーバー運転手が複数待機する場所での行動には注意してください(過去に携帯電話を強奪されかけたとの報告を他の在留邦人から受けています)。

2.その他年末年始に掛け,複数の邦人旅行者が犯罪被害に遭っています。12月31日,市内の病院(Distract six地区)にて邦人旅行者がレンタカーを路上駐車したところ後部ガラスを割られ,トランクから貴重品を含むカバン2個を奪われました。また,1月5日午後8時頃にはステレンボッシュ駅構内にて邦人旅行者が複数のアフリカ人(国籍不明)に襲われ,旅券や財布を奪われた上,無抵抗にも拘わらず前歯が折れる程に鉄パイプで殴られる強盗被害に遭いました。

3.在留邦人の皆様は,当地は危険な場所と安全な場所が比較的明確に分かれており,注意していれば危険は回避できるという感覚をお持ちかと思います。しかし,上記のようにWaterfront等,誰もが安全と考える場所でも犯罪は発生しており,経済状態悪化が影響し危険ラインが従来の安全圏に迫りつつある感があります。また詐欺等(ATM詐欺を含む)の犯罪者もより必死になっていることが想像されます。

(※)邦人の皆様におかれては自らを危険な状況におかないため一層の注意を頂くようお願い致します。

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