抗議活動の発生に伴う注意喚起(19日8時現在)

ポイント

●10月17日(木)夜から始まった政府に対する抗議活動は、18日(金)も全国各地で継続して行われました。

●抗議活動に遭遇した場合は決して近づかず、速やかにその場を離れるようにしてください。道路が突発的に閉鎖される可能性もあります。特に空港を利用される方は事前に道路情報を確認し、時間にゆとりをもって行動されるようお願いします。

本文

●10月17日(木)夜から始まった政府に対する抗議活動は、18日(金)も全国各地で継続して行われました。

●18日(金)には、21日(月)が国会提出期限となっている2020年予算案を審議する予定であった閣議が延期になり、また、挙国一致内閣に参加している一部の政党からハリーリ首相に対する内閣総辞職の要求が出されましたが、ハリーリ首相は同日18時半過ぎに記者会見を行い、辞任を否定するとともに内閣総辞職を要求した政党に再考を求めるため72時間の猶予を与える旨を表明しました。

●18日夜も抗議活動は各地で継続して行われました。ベイルート中心部のダウンタウン地区では、抗議活動参加者の一部が暴徒化して火炎瓶の投擲やショッピングモールへの略奪行為が行なわれ、また、治安部隊との間で衝突が発生しました。また、レバノン北部の第二の都市トリポリでは、元国会議員の警護員が威嚇射撃により2名を死亡、6名を負傷させたためレバノン国軍に逮捕されたと報じられました。

●抗議活動の性質は、政府の経済政策や増税反対や、宗派間の対立構造を超えて、政府首脳の辞任を要求する主張へと転換しつつあるとの見方もあり、今後も抗議活動が継続・拡大するおそれがあります。

●抗議活動に遭遇した場合は決して近づかず、速やかにその場を離れるようにしてください。道路が突発的に閉鎖される可能性もあります。特に空港を利用される方は事前に道路情報を確認し、時間にゆとりをもって行動されるようお願いします。

不明な点がございましたら下記の連絡先までご照会ください。

●在レバノン日本国大使館

 代表電話番号:+961-1-989751〜3

 領事直通:+961-1-989856/01-989855

 領事携帯:+961-3-366018/03-345977

 領事緊急:+961-3-362540

 FAX番号:+961-1-989754