ロンドンにおける銃やナイフを使った死傷事案の増加について

7月8日夜,ロンドン北部フィンズベリー区において,男性がナイフで刺される事件が発生し,続けてその近辺でも別の男性が銃撃される事件が連続して発生しました。いずれも犯人は捕まっておらず,犯行の背景は不明とのことです。

最近,ロンドンにおいてナイフや銃を使った事件の発生が続いていることから,在留邦人や邦人旅行者の皆さまにおかれましては,外出の際には身の回りに注意を払うなど,十分ご注意ください。

1.当地報道によれば,7月8日(月)午後9時45分頃,ロンドン北部フィンズベリー区のセブンシスターズ通りにおいて,30歳の男性がナイフに刺される事件が発生しました。

また,この事件に続いて,同セブンシスターズ通り近くのブラックストック通りにおいても,別の20代後半と思われる男性が銃で撃たれる事件が発生しました。

いずれの被害者も死亡には至っていないとのことですが,犯人は捕まっておらず,これら2つの事件の背景や双方の事件の関連性は明らかになっていません。

2.最近,ロンドンにおいてはナイフや銃を使った犯罪の発生が増加傾向にあり,中には死に至るケースもあります。

報道にあるだけでも,西部のイーリングやウェンブリー,ハウンズロー,東部のプレイストウやオーピントン,南部のバターシーやクロイドンなど,事案の発生場所は地域を問わず確認されており,その多くは夕方から深夜に掛けて発生しています。

3.在留邦人及び邦人旅行者の皆さまにおかれましては,外出の際には周辺に注意を払うとともに,ケンカや騒乱などの場に遭遇した場合には野次馬的にその場にとどまらず,また,不審人物や不審物ではないかと感じた場合にはすぐにその場を立ち去るなどして,身の安全を第一に考えるようにしてください。

 夏は日照時間が長くなり,遅くまで明るい時間帯が続いておりますが,上述のように,発生している死傷事案の多くが夜間に発生していることもあり,特段の用事がない場合は早めに帰宅することで,被害に遭う可能性を低減させることができます。

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