●4月における邦人被害の当館認知件数は9件。
●“スリ”“置き引き”は場所、時間を問わず発生。
●鞄を背負っていると、スリ等に気づきづらいので、前に抱える。
●貴重品はリュックや鞄のサイドポケット等に入れず、手が届きにくい底の方に入れる等の対策をとる。
●長距離バスを利用するときは、貴重品類を預け荷物に入れない。
1 主な邦人被害例
●スリ:6件
●置き引き:3件
【マドリード】
(1)置き引き
○発生場所:ホテル、レストラン等
○犯罪手口:ホテルのロビーでコーヒーを飲み、カップを戻しに席を立った隙にいすに置いてあった鞄を盗まれた。
【コルドバ】
(1)スリ
○発生場所:観光地等
○犯罪手口:リュックに貴重品類を入れていたが、気がつくとリュックのファスナーが開いており、旅券等の貴重品類が抜き取られていた。
【バルセロナ】
(1)すり
○発生場所:バス停、地下鉄車内等
○犯罪手口:噴水ショーを見ていたところ、気がつくと鞄の中から旅券を抜き取られていた。
(2)置き引き
○発生場所:レストラン等
○犯罪手口:レストランで食事中に貴重品類を入れた鞄をいすにかけていたところ、気がつくと鞄がなくなっていた。
2 防犯のポイント
(1)「荷物は体の前で持つ」、「荷物は体から離さない」
●リュックサックやバッグ等を背負ったまま人混みの中を歩かない。
●荷物を体の前で持っていても、見知らぬ人が話しかけてきた時や、人混みの中を歩く時は、荷物の開口部やファスナー部分を手で握る。
●洋服に汚物が付着しても荷物は体から離さず、汚物を拭き取ろうと手助けしてくれる人が近寄って来ても相手にせず立ち去る。
●テーブル上に携帯電話や財布を置かない、椅子の背もたれに荷物を掛けない。
●チェックイン時や食事中でも、荷物から目を離さない。
●背負ったリュックサック等は死角になっているので、体の前で持つようにする。
●1つの鞄に集中して貴重品類を入れない。(やむを得ない場合には、貴重品は鞄の一番底の部分に入れるなど、盗難の危険を回避するよう努める。)
(2)防犯グッズの活用等
●防犯機能付きのリュックサックやウエストポーチなどの防犯グッズを活用する。
(3)旅行前の情報収集
●外務省海外安全HPには、「海外邦人事件簿」等が掲載されています。
【参考】海外邦人事件簿 一覧
https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jiken_index.html
【参考】海外安全ガイド
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/makio.html
【参考】海外旅行を予定されている皆様へ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/message.html
【参考】当館作成安全対策パンフレット
https://www.es.emb-japan.go.jp/files/000450579.pdf
3 海外へ旅行予定の方への「たびレジ」登録呼びかけのお願い
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