デング熱,発生報告(セネガル国内ファティク市)

保健省よりファティク市において,デング熱の発生が報告されました。

蚊の予防対策に配意してください。

 ダカールパスツール研究所での検査によれば,23日の時点で6人が陽性(160人の被検査患者中),現在,ファティク地区を中心に追加調査実施中です。

 デング熱は,基本的には熱の出る疾患で,初期症状では,風邪やマラリア,ジカ熱などと区別がつきません。潜伏期間は4−10日で,感染しても無症状か1週間程度の発熱のみで終わることが多いのですが,数パーセントの事例で経過中に重症化することが知られています。通常の蚊対策で予防可能ですが,媒介蚊は日中にも活動します。袖の長い衣服、虫よけスプレーなどで蚊に刺されないように注意をしてください。

 最近では、昨年9月より本年1月のルーガ州で流行があり、138人の陽性者(ルーガ・129例、ダカール・5例、ファティック・2例、ティエス・2例)が確認されましたが,重症化もしくは死亡した患者はありませんでした。時期によっては,ダカール州でも感染が確認されています。

 日本においては,2014年夏には輸入例によりもち込まれたと考えられるウイルスにより150例以上の国内流行が発生しています。

 海外においては、従来,東南アジアや中南米で流行とされていましたが,近年,アフリカ大陸でも発生が確認されており,最近は西アフリカでの流行が報告されています。

 ヨーロッパでは,ブルキナファソコートジボワールガボンセネガル,マリ,カメルーン,カーボヴェルデ等から帰国した感染者の報告が知られています。

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