【緊急】【邦人被害 頻発】「タクシー強盗」及び「ひったくり」

在留邦人及び短期渡航者のみなさまへ

 在タンザニア日本国大使館

前月から今月にかけて、立て続けに「タクシー強盗」及び「ひったくり」による邦人被害事例が報告されました。それぞれの被害発生状況に関する概要は次のとおりです。

いずれのケースでも、どちらか一方には注意していたが他方への警戒はあまりしていなかったことに起因する事件のようです。

タンザニアに安全に滞在するため「タクシー強盗」及び「ひったくり」の双方に注意するようお気を付けください。

【タクシー強盗】

●被害者はどんな状況だったか・・・

 ・ 駅又はバス停で下車した後、どっちの方向に進むべきか迷っている

 ・ 一人旅のバスの車中

 ・ 街中をブラブラしている

●犯人の特徴は・・・

 ・ とても親しげ、困っているというといろいろと親身になって助けてくれる(ようなフリをする)

 ・ 身なりが良く、流ちょうな英語を話す、とても感じがいい

 ・ 日本人と分かると片言の日本語を使う、日本人の知り合いがいる、日本関連機関で働いたことがある、など日本に縁があるように見せる

●被害状況は・・・

 ・ 安価なタクシー代を提示される、又は知り合いがタクシー運転手であると紹介されて、勧められるがままに車に乗り込んだ後に人気の無い通りに連れて行かれ、途中で3〜4人の見知らぬタンザニア人が突然乗り込んで来る

 ・ ぎゅうぎゅう詰めの車内で所持品すべてを盗られ、かつATMにつれて行かれてクレジットカードでの出金を強要される

 ・ 抵抗すると首を絞められたり、殴られたりする

●安全対策上のアドバイス

 □ タンザニアに滞在するに当たっては、親しげに近寄ってきて車に乗るよう誘ってくる見ず知らずのタンザニア人(これまでの実行犯は全員男です)には警戒してください。

 □ 被害者の大部分は旅行で当地に滞在する 短 期 渡 航 者 の方々です。「一見していい人」は「実際にいい人」とは限りません。楽しい旅行中も疑いの目を持つように心がけましょう。

【ひったくり】

●被害状況は・・・

 ・ 昼夜時間帯を選ばず、人気のあるなしに関わらず事件が発生

 ・ レストラン等の前で待ち伏せし、徒歩移動中に後方から車で近づいて肩掛けバッグをひったくる

●安全対策上のアドバイス

 □ 徒歩移動は極力避け、やむを得ず徒歩移動する際には持ち物は露出せずになるべく衣服で隠すようにする

 □ 外出時は、不審人物(潜んでいる者やこちらの動向を探っているような者)がいないか常に周辺に注意する

 □ ひったくりや強盗被害に遭ったときのことを想定し、所持金・品は必要最小限に抑える(被害の最小化を意識する)