【海外安全対策情報】セブ州犯罪統計(2023年4月〜6月)

【ポイント】

●当館管轄地域に関する社会・治安情勢、一般犯罪等に関する情報をお知らせいたします。当地における安全対策をご検討される際の参考としてください。

【本文】

1 社会・治安情勢

フィリピン政府による入国制限措置及び行動制限措置が大幅に緩和されたことで国内の経済活動が回復する中で、外国人渡航者も大幅に増加し、犯罪に外国人渡航者が巻き込まれる事例も散見されています。一方で、新型コロナウイルス感染症の流行状況は、現在鎮静化しているようにみえますが、 無症状ながら感染が判明する事が確認されておりますので、特に渡航にあたってはワクチンを接種する等の感染防止対策を取る事が重要です。

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

フィリピン国家警察第7管区によるセブ州の犯罪統計によれば、2023年4月〜6月における犯罪発生件数は、以下のとおりです。同年前期(1月〜3月)に比べいずれの犯罪も増加し、引き続き高い水準で推移し、特にセブ首都圏においては、邦人に対する傷害、強盗及び窃盗被害も報告されております。また、フィリピンでは、警察の許可・登録を受けた合法的な銃器のほか、登録切れ、未登録の銃器や密造銃なども相当広く出回っているとみられ、実際に銃器を使用した犯罪事例はセブにおいても確認されておりますので、十分ご注意ください。

・殺人(含む未遂):68件(前期57件)

(68件中セブ、マンダウエ、ラプラプの3市で27件)

・傷害:141件(前期111件)

(141件中、上記3市で58件)

・強制性交:74件(前期67件)

(74件中、上記3市で24件)

・強盗:77件(前期64件)

(77件中、上記3市で35件)

・窃盗:290件(前期247件)

(290件中、上記3市で188件)

3 テロ・爆弾事件発生状況

邦人を被害者とする事件の発生状況は認められません。

4 誘拐・脅迫事件発生状況

邦人を被害者とする事件の発生状況は認められません。

5 日本企業の安全に関する諸問題

フィリピンにおいては一般的に、企業及び個人に対する恐喝、脅迫、誘拐等が少なくなく、セブにおいても日系企業(社員)や関連企業(現地法人)に対する恐喝や不審電話等が報告されることがあります。進出日系企業関係者は、企業及び社員の安全に関し常時注意してください。

6 下記も併せてご参照、ご活用ください。

●在セブ総領事館作成「セブにおける安全対策(安全の手引き)」(2022年4月版)

 https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/files/100346381.pdf

●外務省領事局邦人テロ対策室作成「海外赴任者のための安全対策小読本」

 https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/pamph_08.pdf

●外務省・海外安全ホームページ感染症危険情報:フィリピン)

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html#ad-image-0

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(問い合わせ窓口)

○在セブ日本国総領事館

 住所:8th Floor, 2Quad Building, Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City, Philippines

 電話:(市外局番032)231-7321

 FAX:(市外局番032)231-6843

 ホームページ: https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html