【海外安全対策情報】２０２１年１０月〜１２月（セブ）

【ポイント】

●２０２１年１０月〜１２月における当館管轄地域に関する治安情勢、一般犯罪等に関する情報をお知らせいたします。当地における安全対策をご検討される際の参考としてください。

【本文】

１　社会・治安情勢

（１）フィリピン国内における新型コロナウイルス感染症は、１２月に、より感染力の高いオミクロン変異株が確認されて以降、感染者数は増加の一途をたどる等、引き続き十分な感染防止対策が必要です。

（２）フィリピン国内では、各地域に対して発出された警戒レベルに応じたコミュニティ隔離措置が実施されており、頻繁に更新されていますが、その地域の感染状況に応じては、一時的に市・バランガイ単位でより厳格な隔離措置が課されている場合があります。

（３）引き続き、滞在先の地方行政機関当局の発表や報道等で最新情報を入手し、新型コロナウイルス感染症の感染予防に万全を期すとともに、コミュニティ隔離措置、感染状況、医療事情、航空便（搭乗時における必要書類を含む）、入国規制（検査・検疫を含む）等に関する最新情報に留意してください。

（４）セブにおいては、新型コロナウイルス感染拡大により経済、生活に大きな影響が出ている中で、１２月１６日から１７日にかけて、セブを含むビサヤ地域を直撃した台風２２号（フィリピン名ODETTE）により、インフラに甚大な被害が出ており、更には、社会的に不安定な状況が続いていることから、軽犯罪はじめ治安の悪化に注意を払う必要がありますので、引き続き安全対策に心がけてください。

２　一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

フィリピン国家警察によるセブ州の犯罪統計によれば、２０２１年１０月〜１２月における犯罪発生件数は以下のとおりです。

●殺人（含む未遂）：５９件（前期７９件）

（５９件中セブ、マンダウエ、ラプラプの３市で２６件）

●傷害：１３５件（前期１２９件）

（１３５件中、上記３市で４６件）

●強姦：７２件（前期８４件）

（７２件中、上記３市で２２件）

●強盗：７３件（前期７８件）

（７３件中、上記３市で２５件）

●窃盗：２５４件（前期２６４件）

（２５４件中、上記３市で１４１件）