ポイント：
〇８日（火）夜から９日（水）にかけ、ダカール及び一部の地方都市で野党支持者と治安当局との衝突が発生しています。
〇これに伴い、公共バス（ダカール・デム・ディック）は、本９日の都市路線、都市間路線、国際路線の運休を発表しています。
〇１２日（金）には、サル大統領の三選出馬に反対する市民グループＦ２４がセネガル国内でのデモを呼び掛けているほか、１６日（火）にはソンコ野党Pastef党首による婦女暴行容疑に係る裁判が予定されており、野党支持者と治安当局間の衝突が再び生ずる可能性があります。
〇在留邦人の方は、これらデモや集会には絶対に近づかないようにしてください。
本文：
〇８日（火）、ダカール裁判所において、ソンコ野党Pastef党首による観光大臣に対する名誉毀損容疑に係る控訴審が行われ、同党首に執行猶予付き懲役刑６か月及び損害賠償の支払いを命ずる判決が下されました。
〇報道等によると、同判決後、８日（火）夕刻から夜間にかけてダカール大学（UCAD）において学生間の衝突が発生、配置されていた治安当局が催涙弾を用いて鎮圧、９日（水）午前中も学生間及び学生・治安当局の間で衝突が散発的に続き、催涙弾を使用する治安当局に対し学生側も投石を行う等の行為が生じています。
〇同じく報道等によると、８日（月）夜、ジガンショール、カオラック、ンブール等の一部地方及びダカール郊外において野党支持者による散発的な暴動が発生、公共バス（ダカール・デム・ディック社）数台が放火されました。これを受け、同社は本９日（水）の都市路線、都市間路線、国際路線の運行休止を発表しています（再開時期未定）。
〇また、本９日（水）、ダカール市ンゴール地区等において、抗議行動を行う市民と治安当局間の衝突が発生し、一時的に周辺の道路が封鎖されたとの情報があります。
〇今後、１２日（金）にはサル大統領の三選出馬に反対する市民グループF２４がセネガル国内でのデモを呼び掛けているほか、１６日（火）にはソンコ野党Pastef党首による婦女暴行容疑に係る裁判が予定されており、この関連で、セネガル全土において野党支持者等によるデモ等が行われる可能性があり、デモ参加者と治安当局との衝突に発展する恐れがあります。
〇在留邦人の皆様にあってはデモや集会には絶対に近づかないようにしてください。また、不測の事態に巻き込まれることがないよう慎重な行動を心がけるとともに、引き続き領事メール、報道等で情報収集に努めてください。仮に邦人の方が被害に遭われたという情報に接した場合には、当館までご一報いただきますようお願いたします。
【問い合わせ先】 在セネガル日本国大使館 taishikan.senegal@dk.mofa.go.jp
Tel+221-33-849-5500, Fax+221-33-849-5555 (夜間緊急 +221-77-569-8103)
