ウクライナの戒厳令(5月20日までの延長)

●2月7日、ウクライナ最高会議は、戒厳令の2023年5月20日までの延長を採択しました。

戒厳令下では、ウクライナ憲法で定められた基本的人権が制限され、地域によっては夜間外出禁止令等が発出されますので、各地方当局の発表も確認し、指示に従ってください。

●未だウクライナに滞在中の方は、本文中の事項を必ず遵守するとともに、安全が確保できれば直ちにウクライナから退避し、自分と家族の命を守ってください。

1 2月7日、ウクライナ最高会議は、戒厳令を2023年5月20日までの延長を採択しました。

2 戒厳令下では、ウクライナ憲法で定められた基本的人権が制限され、地域によっては夜間外出禁止令等が発出されますので、各地方当局の発表も確認し、指示に従ってください。現時点の主な都市における夜間外出禁止令の時間は以下のとおりです。

 ・キーウ市/州 23:00-05:00

 ・リヴィウ市/州 24:00-05:00

 ・オデーサ市/州 23:00-05:00

 ・ハルキウ市/州 23:00-05:00

3 ロシアによるウクライナ侵攻が継続し、ウクライナ東部及び南部を中心とした地上戦闘だけでなく、キーウ市等の主要都市に対するミサイル、ドローン等による攻撃も継続しています。未だウクライナに滞在中の方は、以下の事項を必ず遵守するとともに、安全が確保できれば直ちにウクライナから退避し、自分と家族の命を守ってください。

 ・滞在場所に至近の退避シェルターを再確認する。

 ・退避までに最低限必要な水、食料、常備薬、パスポート、貴重品等を常に携行する。

 ・軍、空港、変電所、発電所などの関連施設、軍人が集まっている場所に近づかない。

 ・空襲警報が発令されれば、直ちに退避シェルターに避難し、解除されるまで出ない。(絶対に無視しない)

 ・スパイ活動と疑われないよう、むやみに写真撮影しない。特に、軍人、警察官、兵器、防衛施設にはカメラを向けない。

 ・地雷や不発弾等が埋まっている可能性が高い、森林や浜辺に近づかない。

 ・停電や暖房の停止などに備え、自分の目で滞在先近くのヒーティングポイントの場所・設備等を確認する。(マップ: https://nezlamnist.gov.ua/