【邦人被害】ブエノスアイレス市ヌニェス地区における拳銃強盗の発生

 邦人が被害者となる事件が発生したところ、以下のとおりお知らせします。

1 事件の概要

(1)日時

 2023年1月27日午後10時頃

(2)場所

 ブエノスアイレス市ヌニェス地区(サアベドラ地区とコグラン地区との境界付近)の戸建て住宅

(3)被害内容

 現金、旅券、携帯電話等

(4)犯人

 2人組の男(1人は40歳代、もう1人は20歳代位と見られる)。フルフェイスヘルメット等で顔を隠しておらず、整った身なりをしており、スラム街の住人という風体ではない。リーダーらしき年長者は拳銃を所持。

(5)被害の状況

ア 被害者が友人宅に宿泊していたところ、玄関のチャイムが鳴ったので、食事のデリバリーが来たと思い、友人が確認するために外に出たところ、住居敷地内の自転車小屋に隠れ潜んでいたと見られる犯人たちが、友人に拳銃を突き付けて脅し、住居内に押し入ってきた。なお、住居外柵はさほど高くなく、容易に乗り越えられる高さ。

イ 犯人は、被害者たちに銃を突き付けながら現金を要求してきたので、亜ペソ紙幣の束を渡した。その後、更に米ドル又はユーロを要求してきたが、被害者が所持していない旨応答すると、犯人は自宅内にあった友人所有のリュックサックに、机上に置いてあったノート型パソコン、携帯電話等を詰め込み持ち去った。

ウ 犯人の発言からは、被害者友人の家族のことを知っている旨の仄めかしがあり、事前に対象となる住居周辺を物色していた可能性がある。

エ なお、隣人宅の前の警備カメラの映像によると、犯人たちはバイクや自動者を使用せず、徒歩で逃走した。犯人が現場で物色している際に抵抗する素振りを見せた友人が殴られたのみで、その他人的被害はなかった。

2 防犯対策

(1)ヌニェス地区の多くは閑静な住宅街であり、比較的治安が安定した地域ですが、基本的な防犯対策は必須です。戸建て住宅の外柵は、容易に乗り越えられないよう高くするとともに、外柵上部には鉄条網など設置する必要があります。また、住居前を監視する警備カメラを設置するとともに、民間警備会社によるパトロールを依頼することが望ましいでしょう。旅行者がアパートメントホテル等に滞在する際も、警備対策が施されているホテルが望ましいといえます。

(2)万一、犯人が銃器を保有していた場合は、絶対に抵抗することなく、落ち着いて要求に従ってください。

(3)犯人は、警察への通報や犯行が近隣住人に知られることを忌避するため、目的の金品等を獲得した後、時間をかけず速やかに離脱しようとします。被害を最小限にするため、現金、貴金属、高級時計等の宝飾品、携帯電話、ノート型パソコン等の小型で換金性が高い貴重品は努めて分散して保管してください。旅行者も友人宅やアパートメントホテルに滞在する際は、一つのスーツケース等に全て収納することなく、複数のバッグ等に努めて分散してください。

(4)外部から住居内部の様子を覗かれないよう、窓にはカーテンを付け、努めて閉めるようにしてください。

(5)普段の生活の中で、誰かに見られている、後を付けられているなど不審な点を感じた際は、防犯対策を強化し、場合によっては警察に相談してください。

3 外務省海外安全ホームページのご案内

 外務省海外安全ホームページ(リンク下)では、アルゼンチン特有の犯罪様態に対応した防犯対策情報など掲載しておりますのでご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_241.html#ad-image-0

 また、邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合は、大使館にご一報ください。

【問い合わせ先】

在アルゼンチン大使館領事班

電話:011-4318-8220

メール:conbsas@bn.mofa.go.jp

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