●今年に入り、エクアドル全国各地で犯罪件数が増加しています。
●5月15日(日)キト市において邦人の盗難被害が発生しました。
●5月9日(月)にサントドミンゴ県の刑務所暴動の際に脱獄した220人のうち、18人が未だ発見されておりません。
1 犯罪認知件数
エクアドル国家警察の統計によると、今年の1月から3月までに7,463件の盗難事件が発生しており、2021年同時期の発生件数5,790件から1,673件増加しています。
また、被害品の種別では携帯電話が最も多く盗難に遭っています。
2 最近の主な事件
(1)5月15日(日)午前11時頃、キト市中心部にあるアメリカ市場において邦人夫婦が駐車場から入り口に向かっていたところ、周囲から衣服に鳥の糞尿が付いていると言われ、ティッシュを差し出された。衣服の汚れを拭き取るため、所持していたカバンを体から離した隙に盗難に遭い、気づいた時には犯人は立ち去っていた。被害者に怪我はなく、衣服にはマスタードのような液体が付いていた。
(2)4月18日(月)14時頃、キト市の在エクアドル日本国大使館入居ビル入り口前の歩道において、女性(メキシコ人観光客)がスマートホンを操作していたところ、後ろから歩道を走行してきたバイクの運転手にスマートホンをひったくられた。
3 サントドミンゴ県の刑務所からの脱獄者
5月10日付領事メールでお知らせしましたとおり、5月9日(月)にサンドドミンゴのベジャビスタ刑務所内で43人が死亡する暴動が発生した際に、220人の囚人が脱獄しました。
5月16日現在、脱獄者のうち202名の身柄は確保しましたが、残りの18名は未だ逃走中で、現在、警察や軍が逃走中の囚人の行方を追っているとのことです。
皆様におかれましては、事件に巻き込まれることのないよう引き続き、身の安全確保にご留意いただけるようお願いします。
■安全対策として、最低限次の項目を徹底してください。
・出来るだけ複数人数で行動をする。
・高級品を身につける等の目立つ格好をしない
・時間、移動ルート等の行動パターンを一定化しない。
・銀行で多額の現金を引き出さない。必要な場合は警察への同行を依頼する。
・脅迫、強盗に遭った場合は絶対に抵抗せず、命を最優先する。
●当館HPに安全に生活するための手引きや犯罪に対する対策情報を掲載しています。
各情報をお読みいただき、海外で生活する上での安全に対する意識を高めていただきますようお願いします。
【当館HP「安全の手引き」】
https://www.ec.emb-japan.go.jp/files/100291185.pdf
【当館HP「海外安全対策情報」】
https://www.ec.emb-japan.go.jp/files/100336241.pdf
在エクアドル日本国大使館
電話番号:+(593)2−2278−700
領事部メールアドレス: consular@qi.mofa.go.jp
当館ホームページ:https://www.ec.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html