ペルー海外安全対策情報(2022年1月〜3月:邦人被害例等)

ペルー安全対策情報(邦人被害例等)(2022年1〜3月分)。最新の治安情報を入手し、十分注意してください。

1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)全般

ア 2021年中の刑法犯罪認知件数は、全国で377,353件(前年比+77,830件・同126%)と前年から大きく増加した。これまでコロナ禍による外出制限や各種規制により犯罪は減少傾向が続いていたところ、各種制限の撤廃に伴い現在では都市部を中心に急激に犯罪が増加している。

特に路上強盗等の凶悪犯罪の増加が著しく、2021年中の当地における人口10万人あたりの強盗発生率は、日本の199.6倍であり、国民の体感治安は急激に悪化している状況にある。    

住民の体感治安に直結する犯罪である4罪種(殺人・強盗・強姦・窃盗)の発生件数は、殺人4,038件(前年比+110件)、強盗57,698件(同+10,868件)、強姦20,465件(同+3,297件)、窃盗116,765件(同+27,101件)と全て前年比で増加しており、上記罪種の犯罪の約6割が、首都リマ市・カヤオ憲法特別市において集中的に発生している。

これら件数はあくまで警察に被害申告がなされたことにより把握された犯罪件数の統計であり、実際には未申告の更に多くの犯罪が発生しているものと考えられる。

イ 本年に入り、外国人観光客が被害者となる長距離バス車内での犯罪の発生が報告されている。具体的には夜間、停留所や休憩所に停車した際に車外から強盗犯人が乗り込み乗客の金品を奪い立ち去る手口の他、車内の隣席の人間から薬物が混入した菓子や飲み物等を勧められ口にしたところ昏睡し、所持品を奪われる等の手口である。長距離バス利用時は夜行バスの利用は避ける、目的地まで直通のバスを選ぶ、乗車時に身分確認が行われる大手のバス会社のバス(CRUZ DEL SUR等)を選ぶ等の対策が重要である。

ウ ミラフローレス区やサン・イシドロ区等においても、日中からオートバイを使用した犯人らによる、ひったくりや強盗が多発している。また高級腕時計や貴金属を持つ者の後をつけ、人気の無い場所で襲うといった手口は従来から継続して発生しており装飾・携行品には特に注意を要する。

エ 携帯電話を狙った、ひったくりの発生が急増しており被害時に抵抗したため犯人から銃撃される事例が多く発生している。外出時は自分の持っている携帯電話は犯人にとって「高級品」であることを自覚し、十分注意すると共に、被害時には絶対に抵抗しないことが重要である。

オ サン・イシドロ区、ミラフローレス区等にて、路上強盗が頻発しており、被害者が無抵抗であっても発砲する等、犯行が獰猛(どうもう)化している傾向がある。また、一般人を装った共犯者(連絡役)が市内各所(店舗の出入口、銀行・ATM前、飲食店内、空港の出入口付近等)に配置されており、共犯者が、被害者を物色・選定し、実行犯に連絡するという手法が取られていることから、これまで以上に所持品・携行品は他人から見えない様に携行し、華美な服装は避ける等といった、ターゲットにならないための注意を払う必要がある。

(2)犯罪被害例等

ア (昏睡強盗)リマ市ミラフローレスケネディ公園付近の飲食店において夜間、初対面の女性から勧められた酒を口にした外国人男性が昏睡状態となり、所持品を全て盗まれた。

イ(強盗)リマ市ミラフローレス区(Av. Benavidez 1475)、ペルー人男性がスーパーマーケット(WONG)の前で車から降車し、同スーパーマーケットに入店しようとしたところ、バイクに乗った二組の強盗が現れ、被害者に発砲し、所持していた高級時計等を奪い逃走した(被害者の男性は銃弾で足を負傷)。

ウ (昏睡強盗)リマ市ミラフローレス区にて、ペルー人男性が流しのタクシーに乗車したところ、ハビエル・プラド通り付近にさしかかったところで、運転手にスプレーを吹きかけられ、意識を失った。運転手は被害者が意識を失っている間にクレジットカードを利用し、高額の商品を購入した。

2 テロ・爆弾事件発生状況

アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では、引き続き武装組織と治安部隊との衝突が度々発生しており、非常事態宣言が延長されている。

また、過去にはリマ市内で、手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから、不審物を発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく、速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。

3 誘拐・脅迫事件発生状況

ペルーではリマ市を含む各地で、年少者被害の誘拐や、ATMから現金を引き下ろさせる目的の誘拐強盗(短時間誘拐)が発生している。

また、建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫、恐喝、殺人事件が発生している。普段からパターン化した行動を避け、犯人に行動を予知されないようにすることが肝要である。

【問い合わせ先】

在ペルー日本国大使館 領事部

住所:Av. San Felipe 356,Jesus Maria, Lima, Peru

電話:(+51-1)219-9551

Fax :(+51-1)219-9544

consjapon@li.mofa.go.jp

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