ペルー海外安全対策情報(2020年7月〜9月:邦人被害例等)

ペルー安全対策情報(邦人被害例等)(2020年7〜9月分)。最新の治安情報を入手し、十分注意してください。

1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)全般

ア これまで外出制限の影響に伴い各地で減少していた一般犯罪の発生件数は、同制限の解除に伴い、現在では制限開始前の本年3月と同水準にまで戻っている。特に、現在も続く夜間外出制限により、これまで主に夜間に発生していた強盗等の凶悪犯罪が、現在では日中や夕暮れ時に発生する事例が多く、日中であっても外出時は注意を要する。

イ 当面の間は携帯電話を狙った、ひったくりの発生の増加が予想される。外出時は自分の持っている携帯電話は犯人にとって「高級品」であることを自覚し、十分注意することが肝要である。

(2)邦人被害例

ア(強盗)8月29日(土)18時頃、邦人女性が買い物帰りにスルキーリョ区(Calle los Negoscios 468)を一人で歩いていると、後ろから男(黒い服、身長160cm程度)が追いかけてきて、前に回り込み、左腹部に銃を突きつけられた。強盗犯は、そのまま、斜めがけにしていた鞄を引いて奪い取り逃走した。鞄には、パスポート、現金、カード、スマホ等が入っていた。

(3)その他外国人犯罪含む犯罪被害例等 

ア (強盗) タクシー乗車時に車内で運転手から「現在、乗客は乗車時に手指を消毒する必要がある」等と言われ、手を差し出したところ、突然顔にスプレーを噴射され意識が朦朧としている間に昏睡状態となり、所持品を奪われたうえ、キャッシュカードの暗証番号等を聞き出され現金を引き出された(リマ市:旧市街)。

イ(強盗) 自宅マンションにて、注文した食材の配達員から「重いので部屋まで運ぶ」と言われ、エレベーターで一緒に上がったところ、自室玄関前で刃物で脅され、所持品及び室内の貴金属類を奪われた(リマ市:ミラフローレス区)。

ウ(強盗) スーパーでの買い物から徒歩で帰宅した際、自宅前で男二人にけん銃を突きつけられ、頭部を殴打され腕時計(ロレックス)を奪われた(リマ市:サン・イシドロ区)。

2 テロ・爆弾事件発生状況

アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では、引き続き武装組織と治安部隊との衝突が度々発生しており、非常事態宣言が延長されている。

また、過去にはリマ市内で、手榴弾を路上に置き去る事案が発生していることから、不審物を発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく、速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。

3 誘拐・脅迫事件発生状況

ペルーではリマ市を含む各地で、年少者被害の誘拐や、ATMから現金を引き下ろさせる目的の誘拐強盗(短時間誘拐)が発生している。

また、建設関連業者等に対してみかじめ料等を求める脅迫、恐喝、殺人事件が発生している。普段からパターン化した行動を避け、犯人に行動を予知されないようにすることが肝要である。

【問い合わせ先】

在ペルー日本国大使館 領事部

Av. Javier Prado Oeste No.757, Piso 16,Magdalena del Mar, Lima

電話:(+51-1)219-9551

Fax :(+51-1)219-9544

consjapon@li.mofa.go.jp

http://www.pe.emb-japan.go.jp/inicio_jp.html

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