フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報108

 7月30日、フォン保健・医療サービス省次官は会見を行うと共に、フィジー保健・医療サービス省は新たに1,163件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましては、フィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

 邦人が多く在留する西部地区で新規感染者が急増しており、フィジー国内の医療体制もひっ迫しております。在留邦人の皆様におかれましては、健康状態、年齢、基礎疾患の有無、海外旅行保険の保障内容、ワクチン接種、フィジーの医療体制、帰国便の状況等を勘案の上、対応を検討願います。

保健次官声明:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-FROM-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HE-(16)

保健省発表:

https://www.health.gov.fj/30-07-2021/

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 感染者が増加している地域の内訳は、保健省のCOVID-19ダッシュボード及びフィジー政府のFacebookにて公開されます。

COVID-19ダッシュボード:http://bit.ly/3vE2ZBb

2 保健次官声明

(1)新たに6件のCOVID-19による死亡が確認されました。死亡した感染者には、生後11ヶ月の乳児や医療従事者が含まれます。2回目のワクチン接種を受けた後の死亡例は確認されていません。

 

(2)雇用主、従業員及び顧客は、接触を最小限に抑え、密集を完全に避けることが重要です。以下を確実に実施するための職場対策が必要です。COVID安全要件に基づきビジネス再開を許可していますが、この要件に違反した企業には、非常に厳しい罰則が科せられます。

・定期的な手洗い

・厳密なソーシャルディスタンスの確保

・マスクの着用

接触、密集、密閉の回避

・在宅勤務導入による少人数での職場勤務

・職場での換気の励行

(3)Rapid Diagnostic tests(RDT)は、非常に迅速(30分以内)に結果を判定できる利点があり,従来の検査施設での実施を要しません。ただし使用者は、検査の限界を明確に理解する必要があります。無症状者に対してや、隔離の不要を確認するために使用しないでください。本検査で陽性と判定された場合は、COVID-19に感染していると見なし、14日間自主隔離してください。一方、本検査で陰性と判定されても症状がある場合は、COVID-19に感染していると見なし、14日間自主隔離すべきです。このrapid testsは(PCR検査等の)分子検査に比して偽陰性結果をもたらすリスクが高いことが知られています。

(4)7月30日までにフィジーの接種対象の80%がCOVID-19ワクチンを少なくとも一回は接種しました。10月末までに587,651名の国民が2回の接種を完了することを目標としています。政府は対象者へ十分な量のワクチンを保有しています。

3 保健省発表

(1)新たに6件の死亡が確認されました。死亡した感染者は生後11ヶ月の乳児から80歳の男女であり、全員がワクチン未接種でした。

さらに4件のCOVID-19陽性患者が死亡しましたが、これらの死亡例は既存の病気が原因であると医師によって判断され、COVID-19以外による死亡例として分類されました。

(2)現在313名の患者が病院に入院しています。その内34名はラウトカ病院、88名がFEMAT野外病院、また191名がCWM病院に収容されています。53名は重症、11名は危険な状態です。

(3)フィジー国内感染者数等累計

 総感染者数:28,660件(内本年4月から:28,590件)

 現在の陽性者数:21,109件(中部地区:18,211件、西部地区:2,898件)

 回復者数:7,195件(前日比244件増)

 死者数:233件(内、本年4月から:231件)

 COVID-19以外による陽性者死者数:123件

(4)7月29日の時点で473,716人(接種対象の81%)が初回のワクチン接種を受け、131,979人(接種対象の22.5%)が2回目の接種を完了しています。

(5)スバ−ナウソリ地域にてCOVID-19の症状がある人は、今後は検査を受けずに自宅にて14日間の自己隔離を厳格に行う必要があります。COVID-19に感染した大部分の人は、咳、鼻水、のどの痛み、発熱、味覚や嗅覚の喪失、体の痛み、頭痛などの軽度の症状のみが見られ、自宅にて完全に回復できます。低リスクの人は、14日間自宅にて他の家族から自らを隔離し、重度の症状が現れていないかモニターを続けてください。呼吸困難や胸部の痛みなどの重度のCOVID-19の症状が見られた場合は、早急に指定の医療施設にて受診してください。医療施設に行けない場合は165番に電話してください。

・CWM病院

・FEMAT病院、Vodafone Arena

 ナウソリ在住で重度の症状が見られる方は以下の施設にて受診してください。

・Nausori Health Centre

・Wainibokasi病院

(6)50歳以上である、糖尿病、心臓病、腎臓病、喘息などの持病がある、肥満である、あるいは妊婦している等のCOVID重症化リスクの高い方が軽度の症状を有している場合には、直ちに医療機関に連絡をとり、スクリーニングクリニックにて受診してください。陽性と確認された場合は、即座に医療が提供されることを保証します。

(7)休職手続きが必要な症状のある労働者は、最寄りスクリーニングクリニックや一般開業医(GP)にて診断を受け、14日間の自宅隔離のための診断書を取得することができます。

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

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