【安全対策情報】タール山の噴火警戒レベル引き下げ(注意喚起)

【ポイント】

●フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は、タール山の噴火警戒レベルを、レベル3(高レベルの火山不安定性に警戒)からレベル2(中レベルの火山不安定性に警戒)に引き下げました。

●同研究所は、引き続きタール山火口から半径約7km圏内の立ち入ることのないよう呼びかけています。地方自治政府により立入禁止に指定されている区域には絶対に近寄らないでください。また、引き続き最新の情報収集に努めるとともに、安全と健康管理に十分注意を払ってください。

【本文】

1 7月24日(現地時間)、フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は、ルソン島南部、バタンガス州にあるタール山の危険な噴火活動の低下が認められるとして、噴火警戒レベルをレベル3(高レベルの火山不安定性)からレベル2(中レベルの火山不安定性)に引き下げました。

2 この噴火警戒レベルの引き下げに伴い、同研究所は、立ち入り禁止区域を、タール火山島、タールの恒久的危険地帯、及びタール湖等、火口から半径約7km圏内の特定地域に変更されましたが、爆発的噴火の危険性がなくなったわけではないとして、付近住民や航空関係者に引き続き注意と警戒を呼びかけています。地方自治政府により立入禁止区域に指定されている区域には絶対に近寄らないでください。

3 なお、今後も、周辺地域において火山性地震、水蒸気爆発、降灰等の影響による交通網の混乱や健康被害が懸念されるほか、噴火活動の推移によっては再び警戒レベルが引き上げられる可能性もありますので、下記URLを参考に最新情報の入手に努め、今後も災害被害を避けるための準備を含め、安全対策と健康管理に十分注意を払ってください。また、万一災害に巻き込まれ,避難を余儀なくされる場合は,在フィリピン日本国大使館(下記連絡先)まで御連絡ください。

●参考URL

・フィリピン国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC)

 https://ndrrmc.gov.ph/

・フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)

 https://www.phivolcs.dost.gov.ph/

(問い合わせ窓口)

在フィリピン日本国大使館

 住所:2627 Roxas Boulevard, Pasay City,Metro Manila

 電話:(市外局番02)8551-5710

 (邦人援護ホットライン)(市外局番02)8551-5786

 FAX:(市外局番02)8551-5785

 ホームページ: http://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在セブ日本国総領事館

 住所:7th floor,Keppel Center,Samar Loop cor. Cardinal Rosales Ave.,Cebu Business Park,Cebu City

 電話:(市外局番032)231-7321

 FAX:(市外局番032)231-6843

 ホームページ: https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html