フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報85

 7月8日、バイニマラマ首相が会見を行いました。また、フィジー保健・医療サービス省は、新たに721件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましてはフィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

首相会見:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/PM-JVB-STATEMENT-ON-COVID-19-080721

保健省発表:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEALT-(7)

COVID-19ダッシュボード:

http://bit.ly/3vE2ZBb

COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 首相会見

(1)現在、335,000人以上の人が少なくとも1度目のワクチン接種を受けています。ワクチン接種の対象となる人口は、成人の586,651人です。2021年11月1日までに、少なくとも対象の80%が完全にワクチン接種を受けることを目標としています。その日が来るまで、COVID安全対策を遵守するという基本的な責任を負わなくてはなりません。

(2)公務員を含むフィジーの全ての雇用者と従業員は、雇用の条件としてワクチン接種を受けるよう求められています。1度目のワクチン接種を受けていない公務員は、12日から休暇をとる必要があります。少なくとも1度目のワクチン接種を受けるまで業務に従事することができません。2021年8月15日までに少なくとも1回目ワクチン接種を受けなければならず、その後、2021年11月1日までに2度目のワクチン接種を受ける必要があり、このガイドラインに従わない場合、解雇されます。

(3)民間企業及び法定機関の全ての雇用者及び従業員は2021年8月1日までに少なくとも1度目のワクチン接種を受ける必要があります。ワクチン接種を拒否する場合は、事業が閉鎖されるリスクがあります。

(4)ワクチン接種ができない地域にいる雇用主と従業員については、期間の延長が認められます。全国にワクチン接種センターがあり、車で受けることができるドライブスルーワクチンセンターもあります。

(5)2021年8月12日より次の行為を行った場合、罰金を科せられます。違反と罰則の完全なリストはフィジー政府のFacebookにて公開されます。警察や商業・貿易・観光・運輸省及びフィジー競争消費者委員会の指定職員に罰則を執行する権限が与えられます。違反の重大度に応じてその場での罰金は個人の場合20フィジードル、企業の場合は最大4,000フィジードルの範囲です。

・公共でマスク着用せずに動き回る場合

・夜間外出禁止令に従わない場合

・事業の顧客がマスクを着用していない場合(顧客及び当該事業に対し罰金)

・集会を開催した場合

・コンタクトスポーツを行った場合

・自宅隔離命令に違反した場合

・自宅外で他人とカバや飲酒した場合

・封鎖地域を離れた場合

2 保健省発表

(1)6件のCOVID-19による死亡例が確認されています。1件目はVatuwaqaの在住の80歳女性です。同人は自宅からFEMAT野外病院に搬送後状態が悪化し数時間後に死亡が確認されました。ワクチン接種を受けていませんでした。

2件目は、Mead Road在住の80歳女性です。同人はCWM病院到着時に死亡が確認されました。ワクチン接種を受けていませんでした。

3件目はGaji Road在住の51歳女性です。同人はCOVID-19の症状(発熱、咳、全身の痛み)でCWM病院に入院しました。病院にて同人の状態が悪化し、入院の11日後に死亡しました。同人はワクチン接種を受けていませんでした。

4件目はLaucala Beach Estate在住の44歳男性です。重度の呼吸困難でCWM病院の救急外来を受診しました。同人は自宅にて1週間COVID-19の症状(発熱、咳、息切れ、倦怠感、頭痛)がありました。同人は病院にて状態が悪化し、入院の4日後に死亡しました。2度目のワクチン接種を受けていませんでした。

5件目はラミのDelainivesi在住の68歳女性です。同人は家族によりCWM病院の救急外来に搬送され、同日死亡が確認されました。ワクチン接種を受けていませんでした。

6件目はRaiwai在住の52歳女性です。同人は家族によりCWM病院に搬送され、翌日に死亡しました。同人は少なくとも3日間、咳、息切れ、全身の脱力感、嘔吐で体調を崩していました。ワクチン接種を受けていませんでした。

(2)101件の患者が回復し、現在7138件の陽性者が隔離されています。昨年3月に最初の感染者が確認されて以来、合計8661件の感染例が確認されており、1456件が回復しています。本年4月に始まった感染拡大では8591件が確認されています。現在、COVID-19による死亡者数は48件で、そのうち46件が今年の4月に始まった感染拡大により確認されました。COVID陽性の19件が他の病気が原因で死亡しました。

(3)スバ-ナウソリ封鎖地域にてCOVID-19の感染例が増加した結果、追って通知があるまで、例外的な場合を除いて、在宅スクリーニング及び検査のサービスは提供されなくなります。例外的な状況には、個人に障害がある場合、または身体的に家を出て診療所に移動することができない場合が含まれます。これらの人は158に電話してください。

(4)スバ-ナウソリ地域の人々は次の場合には最寄りのスクリーニングクリニックにて検査をしてください。除染等でクリニックのサービスが中断された場合は、一般に通知されます。

・COVID-19の症状(咳、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、倦怠感、頭痛、全身の痛み、のどの痛み、発熱、下痢、目の充血、味覚や嗅覚の喪失)が見られる場合

・COVID-19陽性者の濃厚接触

(5)スバ-ナウソリ地域で症状のある人、COVID-19陽性者の濃厚接触者は次の手順を行ってください。他の地域にてCOVID-19の症状がある人または濃厚接触者は158に連絡し、その地域の医療チームからアドバイスを受けるようにしてください。

・直ちに可能であれば家族を含む他の人から隔離願います。

・可能であれば、最寄りのスクリーニングクリニックでCOVID-19の検査を受けてください。

・スクリーニングクリニックまでは公共交通機関を使わないようにしてください。使わざるを得ない場合は、マスクを着用し、他の人から十分な距離を取るようにしてください。(6)重度のCOVID-19感染者が自宅で死亡したり、病状が進行してから医療施設を受診し、1〜2日以内に死亡しています。重度のCOVID-19は医療上の緊急事態であり、適切な治療の遅れは、死亡リスクの可能性を高めます。COVID-19の深刻な症状には次のものがあります。これらの症状のいずれかがある場合には、すぐに最寄りの医療施設に受診してください。医療施設に行けない場合は165に電話してください。

・呼吸困難

・胸部の持続的な痛み、または圧迫感

・数日続く激しい頭痛

・新たな錯乱(new confusion)、目覚めまたは目が覚めた状態を保つことが困難となる(inability to wake or stay awake)

・青白い、灰色の、または青色の、皮膚、唇または爪床(爪の内側の皮膚部)

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

FAX:(679)330-2984

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