フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報76

 6月29日、フィジー保健・医療サービス省は、新たに312件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは下記のとおりです。邦人の皆様におかれましてはフィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。

保健次官声明:

https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/English/STATEMENT-BY-PS-HEALTH-DR-JAMES-FONG-290621

COVID−19:感染者分布:

http://bit.ly/3vE2ZBb

COVID−19無料電話ヘルプライン:158

1 新たに確認された312件の内、17件は西部地区から確認されました。内4件はNadiのTramline及びQima Settlementの既存の封鎖地区からです。1件はSuvaから移動した刑務官でTavua prison compoundにて確認されました。同人はレッドゾーンからグリンゾーンへの移動の一環として隔離を受けていました。Tavuaでのもう1例の感染者はPWD Quartersに居住しており、感染源を調査中です。4件はLovu Lautokaから確認され感染源は不明です。同感染例の接触者の7名も陽性と確認されました。

 残りの295件はLami-(Suva)-Nausori封鎖地域からの感染例です。既存の感染地域から165件、新たな地域であるCost U Less supermarket, Golden Manufacturers及びthe Kidney Foundation of Fijiから10件の感染が確認されました。その他の感染例は確認されている感染例の接触者、スクリーニングクリニックにて確認された感染例及び感染源を調査中の感染例です。

2 新たに4件のCOVID-19による死亡例を確認しました。1件目は死因を特定中と以前発表した死亡例です。同人はLamiのQauia在住の82歳女性で、既存の疾患を抱えており、寝たきりの状態で、自宅において死亡しました。死亡後に検査により陽性が確認され、調査の結果死因はCOVID-19によるものと判定されました。同人の家族も陽性でした。またワクチン接種を受けていませんでした。

 2件目はToorak在住の68歳の男性で、6月24日に重度の呼吸困難でFEMAT野外病院を受診し検査で陽性が確認された後CWM病院に入院しました。昨日同人は集中治療室内で亡くなりました。同人の医師は死因をCOVID-19によるものと判定しました。同人はワクチン接種を受けていませんでした。

3例目はKnolly St在住の39歳の女性であり、検査で陽性が確認され、自宅で息切れ等のCOVID-19 の重度の症状を示した後にCWM病院に入院しました。同人は集中治療室で亡くなり、主治医により死因はCOVID-19によるものと判定されました。同人は今月1回目のワクチンを接種していたものの、2度目のワクチンはまだ接種していませんでした。

 4例目はLamiのVeisari在住の70歳男性で、呼吸困難の症状を示しRaiwaqa Health Centre昨夜死亡しました。プロトコールに従って検査され陽性が確認されました。主治医により死因はCOVID-19によるものと判定されました。同人はワクチン接種を受けていませんでした。

 またCWM病院でCOVID-19陽性と確認されていた54歳男性も死亡しました。同人はCOVID-19ではない既存の重篤な病気で入院しており、主治医により死因はCOVID-19ではなく既存の病気によるものと判定されました。同人はワクチン接種を受けていませんでした。

3 29件の患者が回復し、現在3306件の陽性者が隔離されています。昨年3月に最初の感染者が確認されて以来、合計4144件の感染例が確認されており、808件が回復しています。本年4月に始まった感染拡大では4074件が確認されています。現在、COVID-19による死亡者数は21件で、そのうち19件が今年の4月に始まった感染拡大により確認されました。COVID陽性の9件が他の病気が原因で死亡しました。

4 COVID-19は鼻水、鼻づまり、咳、のどの痛み、発熱、頭痛、体の痛みまたは下痢などの軽度の症状から始まりますが、症状が急激に悪化し重症化することがあります。重度のCOVID-19の症状は緊急事態であり、以下のいずれかの症状を呈した場合はすぐに最寄りのhealth centreを受診してください。

・呼吸困難

・胸部の持続的な痛み、または圧迫感

・数日続く激しい頭痛

・新たな錯乱(new confusion)、目覚めまたは目が覚めた状態を保つことが困難となる(inability to wake or stay awake)

・青白い、灰色の、または青色の、皮膚、唇または爪床(爪の内側の皮膚部)

※過去の領事メールは以下より確認できます。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。

(在留届)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

(たびレジ(変更及び解除含む))

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

※「在留届」の変更及び、「帰国届」の提出は以下のURLから手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

在フィジー日本国大使館(領事・警備班)

住 所:(G.P.O. Box 13045)Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji

電 話:(679)330-4633(開館時間(8:30〜16:30)以外は外部オペレータによる対応)

FAX:(679)330-2984

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