●6月15日、オスロ市は、オスロ市独自の感染拡大防止措置を大幅に緩和すると発表しました。その概要以下のとおりです。
1 現在のオスロ市感染状況
先週、オスロ市では293人の感染者数が確認された。これは、昨年の秋季休暇以降、最低の感染者数である。現在、オスロ及びアーケシュフースの病院では、covid-19が原因の入院患者は14人であるが、最悪の状況であった4月初旬は158人であった。オスロ市の成人人口のかなりの割合が(一回目の)ワクチン接種済であり、先週感染増加を引き起こしたルス(高校卒業生)の間での更なる拡大は抑止された。
2 現行のオスロ市独自の措置の緩和
オスロ市は、新型コロナ規則の大部分を撤廃することを決定した。6月16日から、変更される規則は以下のとおり。なお、オスロ市独自の措置が撤廃される事項には、今後、全国的措置が適用となる。
・個人宅への訪問客数の上限を撤廃(今までは最大10人が上限であった)。
・スポーツ、余暇活動、余暇クラブ、屋内及び屋外に関するオスロ市独自の制限を撤廃。
・ビンゴ場、ボーリング場、ゲーム場、遊戯施設等の再開。
・店、ショッピングセンター、トレーニングセンター、美術館、ギャラリー、屋内プール、スパ施設及びホテルプールに対して課されていた特別な感染管理措置及び利用客上限数の撤廃。
・人と人との距離を2メートル離すことを推奨するオスロ市独自の要件撤廃。
・店、トレーニングセンター、レストラン、カフェ等でのマスク着用の要件は撤廃されるが、公共交通機関やタクシーでのマスク着用要件は継続される。
・アルコールの提供は24時まで可とする。
3 全国的措置の適用
屋内および屋外のイベントに関するオスロ市独自の措置が撤廃されることから、オスロ市には全国的措置が適用されることになる。適用される全国的措置の概要は以下のとおり。
・屋内イベントに関し、割り当てられた固定席のないイベントでは50人、割り当てられた固定席のあるイベントでは200人を上限とする。
・公共の場での私的集まりは、屋内は20人、屋外は30人を上限とする。
・公共の場での屋外イベントに関し、割り当てられた固定席のないイベントでは200人を上限とする。
・公共の場での屋外イベントに関し、割り当てられた固定席のあるイベントでは、1グループ200人を3グループに分けた600人を上限とする。
4 オスロ市独自の措置
オスロ市は、その他地方自治体とほぼ同様の措置を講じているが、以下の例外がある。
・ルスバス(当館注:高校卒業生(ルス)の祝賀行事に使用されるバス)での祝賀禁止は、7月4日まで継続される。
・在宅勤務の要請は7月4日まで継続される。
・アルコールの提供を24時まで可とする全国的措置が撤廃された場合でも、右措置は7月4日までオスロ市では適用される。7月5日より、オスロ市独自のアルコールの提供に関する措置が撤廃され、全国的措置が適用される。
・公共交通機関やタクシーでのマスク着用の要件は継続される。
・公共交通機関を使用した不必要な移動は避けるべきとする推奨事項は継続される。
5 詳しくは、以下の6月15日付オスロ市プレスリリースをご参照ください。
6 全ての自治体は、地域の感染状況に基づいて規制措置と推奨措置を導入することができるとされています。在留邦人の皆様におかれましては、居住地を管轄する自治体の最新の推奨措置や規制措置に係わる情報を確認されることをお勧めいたします。
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在ノルウェー日本国大使館 領事班
電 話: (+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp
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