主要都市におけるテロに関する脅威情報

【ポイント】

○ 4月21日(水)にバロチスタン州クエッタのホテルで発生したテロ攻撃に続いて、イスラマバード首都圏を含め、パキスタン国内主要都市に対するテロ攻撃の可能性が高まっているとの脅威情報があります。

○ 当地治安機関は、主要都市において上記脅威情報を受けて警戒活動を強化していますが、当該地域に居住または訪問を予定されている方におかれましては、テロ攻撃の標的となりやすい場所には近づかない、外出時間を必要最低限とする等、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。

○ 当国では現在ラマダン(断食月)中です。ラマダン期間にテロが発生した例も過去には散見されますので、行動には十分注意してください。

【本 文】

1 4月21日(水)、バロチスタン州クエッタのホテルで爆発物を積載した車両を爆発させるというテロ攻撃が行われ、複数の死傷者を出す事件が発生しています。これに続いて、イスラマバード首都圏を含め、パキスタン国内主要都市に対するテロ攻撃の可能性が高まっているとの脅威情報があります。

2 当地治安機関は、主要都市において上記脅威情報を受けて警戒活動を強化していますが、当該地域に居住または訪問を予定されている方におかれましては、特に、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(2)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。

(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

(4)テロ攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(レストラン、マーケット、報道機関、駅、バス停、大型商業施設等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

3 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0 

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)