新型コロナウイルス感染拡大に伴うバングラデシュでの新たな行動規制について

 29日、バングラデシュ政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、18項目の新たな行動規制を発表しました。なお、この行動規制はすでに全国で適用されています。今後、関係省庁が個別で更に追加の対策を講じる可能性がありますので、最新の報道等から情報を入手するように心がけてください。また、今回発表された行動規制を踏まえ、改めて感染予防対策の徹底をよろしくお願いいたします。

1 今回発表された18項目は以下のとおりです。

(1)あらゆる種類の集会(社会的、政治的、宗教、その他)は制限される。感染率の高い地域における全ての集会は禁止される。結婚式、誕生日を含む社会的集まりは推奨されない。

(2)モスクを含む全ての宗教施設において、適切な衛生対策を行うこと。

(3)観光、娯楽施設、映画館、劇場における集会は制限される。また、あらゆる類の催事は制限される。

(4)公共交通機関は、定員の50%を超えた場合は運行することができず、衛生対策を実施しなくてはならない。

(5)感染のリスクが高い地域において、県をまたぐ交通移動は制限され、必要があれば運行は停止される。

(6)外国からの到着者は、14日間の制度的な隔離(自己負担によるホテル滞在)を行わなくてはならない。

(7)日用品の販売は、衛生ガイドラインを守った開放的な場所で行わなければならない。薬局は衛生対策を確実に行うこと。

(8)医療機関では、マスク着用を含む衛生対策を実行すること。

(9)ショッピングモールにおいては、売り手や買い手は適切な衛生対策を実施すること。

(10)すべての教育機関(就学前、初等、マドラサ、中等、高等、大学)やコーチングセンターは引き続き閉鎖する。

(11)不要不急の外出や集会を禁止する。緊急の場合を除き、夜10時以降の外出は規制される。

(12)外出の際は、マスク着用を含む衛生対策を守らなくてはならない。マスクを着用しない、もしくは衛生対策を守らない場合は法的措置がとられる。

(13)新型コロナウイルス感染者や感染症状のある者は隔離されなくてはならない。濃厚接触者も必ず隔離されること。

(14)緊急サービス以外のすべての政府や民間の事務所、組織、工場は、50%の人員で運営・操業しなくてはいけない。妊婦、病気の者、55歳以上の職員や従業員は自宅に留まりリモート勤務すること。

(15)集会、セミナー、研修、ワークショップは可能な限りオンラインで実施すること。

(16)対面式で行う公的な試験は、適切な衛生対策を実施すること。

(17)ホテルやレストランは、収容人数の50%を超えた場合、入場を制限しなくてはならない。

(18)職場でのマスク着用を義務とする。また職場において衛生対策を必ず行うこと。

2 バングラデシュ政府の発表によると、29日に新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたのは5181人で、45人が亡くなりました。1日の新規感染者数としては過去最多でした。また、最近、バングラデシュに滞在している日本人の感染も急増しておりますので、今一度、感染予防の対策を徹底していただきますよう、よろしくお願いいたします。

 このメールは、在留届にて届けられたメールアドレスと「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

■在バングラデシュ日本国大使館領事班

○執務時間内(日〜木曜日 9:00〜17:45)※窓口業務は17:00まで

大使館(代表)880−2−222260010

○執務時間外(日〜木曜日の上記時間以外並びに金・土曜日と祝日)

緊急電話880−961−099−8492

※「たびレジ」簡易登録をされた方で、メールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。

 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete