サウジアラビアにおける新型コロナウイルス対策(12月28日)

新型コロナウイルス変異種の感染拡大防止措置として、21日よりほぼ全ての国際線が運行を停止していますが、この措置が1週間延長されました。

●サウジ航空等局によると、非サウジ人の航空便による出国は許可されます。

●12月27日現在、サウジ保健省の発表した感染者は計362,220名です。

1 27日付サウジ国営通信(SPA)は、内務省公式筋の発言を引用して、20日に発表された以下の新型コロナウイルス変異種感染拡大防止措置は、1週間延長され、また更に1週間延長され得ると報じました。

(1)例外的な場合を除き、渡航者用の全ての国際航空便を1週間の間、一時的に停止する。本措置は、更に1週間延長され得る。

(2)陸路及び海路でのサウジへの入国を1週間の間、一時的に停止する。本措置は更に1週間延長され得る。

(3)欧州諸国またはサウジ保健省の定めるところにより2020年12月8日以降に新型コロナウイルスの変異種が発生したとされる国から帰国した全ての者は以下の措置を遵守しなければならない:

(ア)サウジ入国日を起点として、2週間の自宅隔離措置

(イ)隔離期間中におけるCOVID−19検査の受検及び5日毎の再受験

(4)直近3ヶ月の間に欧州諸国または変異種が発生した国より帰国、またはこれらの諸国を通過した全ての者はCOVID−19検査を受検しなければならない。

2 運輸省との調整の下で保健省の定める、新型コロナウイルス変異種が発生していないとされる諸国からの物品、日用品の移動及びサプライチェーンについては上記措置の例外とする。

(参考)20日付https://www.spa.gov.sa/viewfullstory.php?lang=en&newsid=2170933#2170933

27日付https://www.spa.gov.sa/viewfullstory.php?lang=en&newsid=2172854#2172854

2 サウジ航空当局による非サウジ人の出国許可に関する通達

27日付サウジ航空当局からの通達によると、

(1)非サウジ人の航空便によるあらゆる目的のサウジ出国を許可する。

(2)外国の航空便に対し、この目的のためにサウジへの飛行を許可する。ただし、サウジに到着した外国航空便の乗務員は降機してはならず、空港職員と接触してはならない。

(3)本措置はサウジ保健省が定める新型コロナウイルス変異種の発生国には適用されず、またサウジ国内の感染防止措置に抵触しないものとする。

3 感染者数 

12月27日現在、サウジ保健省の発表した感染者は計362,220名(内353,179名は回復、現存感染者2,856名、重症者391名、死者6,185名)。

1日の検査件数21,775件、これまでの合計検査件数10,872,920件。

参考:サウジ国内感染者数カウンター(保健省提供):https://covid19.moh.gov.sa/

引き続き、3密(密閉,密集,密接)を避け、外出時はマスクを着用し、手洗い、咳エチケットを励行し、ご自身やご家族、周囲の方の健康とウイルスに感染しないことを最優先に考え、行動していただきますようお願い申し上げます。

 良いお年をお迎えください。

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電話:011-488-1100 

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在ジッダ日本国総領事館

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F A X :+966-12-667-0373

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