ケープタウン近郊における中国系住民に対する犯罪に関する注意喚起

●報道によれば、9月25日、中国系女性51才及び34才がDelft(元タウンシップ)で誘拐され、10月2日、Gugulethu(元タウンシップ)の Barceronaインフォーマル居住地(スラム)で発見され、うち51名の女性は殺害されていました。

●各種犯罪リスクが高まっていることを認識頂き、犯罪多発地域へは近づかないよう改めて警戒をお願いします。

報道によれば、9月25日、Delft(元カラード及び黒人タウンシップ・空港に隣接)で中国系女性51才及び34才が誘拐され、10月2日、両名がGugulethu(元黒人タウンシップ)の Barceronaインフォーマル居住地(スラム)で発見され、うち51名の女性は殺害されていました。

容疑者は両名の家族に身代金(500万ランド)を要求していました。

両名のうちの1人が、所持していた携帯電話で家族に連絡をとったことで同居住地にいることが判明し、住民の情報提供もあり両名の所在地が警察につきとめられたとのことです。

なお、死因及び誘拐の動機については警察にて調査中です。

当事務所にて警察関係者に確認したところ、背後で南ア人とジンバブエ人の犯罪グループが関与しており、両名の中国人とは何らかの商売上のトラブルがあった模様です。

更に、同犯罪集団は、中国人は多額の現金を有しており、強盗に遇ってもめったに警察に通報しないとの認識をもっていた模様です。

この様に中国系をターゲットとする犯罪傾向がみられます。

日本人の行動範囲とは異なりますが、日本人が中国人に間違えられるリスクがあることを十分認識の上、間違ったタイミングで犯罪地区に紛れ込まない等の警戒を頂きたいとの注意がありました。

(ちなみに、中国系住民の推定人口は西ケープ州・北ケープ州・東ケープ州で約10万人(南ア全体で30万人以上)ですので、中国系400人に対して日本人1人の割合です。)

ロックダウン警戒レベルが1となり、人やモノが元どおり動き出している中に身を置くとすべてがロックダウン前の状況に正常化している錯覚に陥りがちです。

しかし動きを停止していた犯罪分子も行動再開となり、経済状況悪化の中、よりdesperateに犯行の機会を模索しているとの状況が各方面で確認されております。

在留邦人の皆様は、各種犯罪リスクが高まっていることを認識頂き、犯罪多発地域へは近づかないよう改めて警戒をお願いします。

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