【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(9月23日現在)

●報道によれば、アルゼンチン国内では664,799名(昨日から12,625名増)の累計感染者数、うち14,376名の累計死亡者数、525,486名の累計治癒数が報告されています。

●なお、当国に居住、または短期的に滞在している方を対象とした、強制隔離及び強制距離措置(以下「強制隔離」と記載)は、10月11日(日)まで継続中です。また、非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続されています。

●帰国のために空港へ向かわれる際には、地方ご滞在の方も含めて事前に大使館で証明書類の発給等の準備が必要になります。トラブルを避けるためにも、ご帰国を計画されている方は、事前に大使館に一報くださいますようご協力のほどお願いいたします。

1 報道によれば、アルゼンチン国内では664,799名(昨日から12,625名増)の累計感染者数、うち14,376名の累計死亡者数、525,486名の累計治癒数が報告されています。

2 強制隔離の経済への影響(2020年第2四半期)

(1)報道によると、パンデミックを抑えるための極めて厳しい強制隔離措置(3月20日に導入)の結果として、亜経済は史上最大の落ち込みを記録しています。22日に国家統計局が発表した2020年第2四半期の経済活動水準報告書によると、同四半期のGDPは前年同期比でマイナス19.1%となり、これは、2001年の経済危機後の2002年第2四半期に記録したマイナス16.3%を超え、過去最大の下落幅となっています。

(2)23日に国家統計局が発表した2020年第2四半期の労働市場調査の報告書によると、同四半期の失業率は13.1%となり、前年同期の10.6%から2.5ポイント上昇しました。専門家等によると、失業率の上昇がこの程度に留まっているのは、(失業率の分母となる)労働力人口が減少しているためであって、実態としては、更に多くの人が仕事を失っており、労働力人口(就業者+求職者)の比率は、47.7%から38.4%に低下(前年同期比)し、パンデミックの結果、相当数の人が労働市場から退出して、その後も仕事を探していない状況にあるとのことです。

 仕事を探していないこれらの人々は、労働力人口に含まれず、失業者にもカウントされないことになります。専門家は、こうした人々が再び仕事を探し始める年末から年明けにかけて失業率が更に上昇すると見ていると報じられています。

3 ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)

(1)強制隔離下において、空港へ移動することは原則として認められておりませんが、 母国に帰国する者等に対しては、例外として当国外務省の規定する証明の作成、携行等により移動が認められております。同令を遵守せずに移動することは、検問等により拘束、罰金等無用なトラブルを招く原因にもなりかねませんので、ご帰国等を計画されている方は、事前に大使館に連絡、相談の上、必要な手続きをされるようご協力のほどよろしくお願いいたします。 細部は「ご帰国のために空港へ向かわれる皆様へ(注意事項)」をご確認ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100026004.pdf

(2)また、地方都市からご帰国のために首都等に移動される際には、滞在地を出発される48時間前までに当国外務省等へ通知する必要がありますのでご注意ください。 細部は 「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご確認ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf(了)