現在、カンボジア北西部を中心に、感染例が増加しています。特にシェムリアップではカンボジア国内の全体の感染数のおよそ4割に相当する感染数が確認されているので注意してください。
チクングニア熱は、デング熱と同様に、蚊に刺されることによってかかる感染症です。40度に達する高熱、筋肉や関節の激しい痛み、頭痛、嘔吐などの症状が見られます。特別な治療方法はなく,症状に応じた対症療法で経過を見ます。重篤化するケースは稀ですが,合併症等を発症した場合には、関節痛などの後遺症が残ってしまうケースもあります。
予防策は、デング熱と同じ蚊対策になりますので、皆様におかれましては,以下の点にご留意いただきますようお願いします。
● 安全かつ効果が期待できる予防接種はまだなく,唯一の予防策は蚊に刺されないことです。屋外では虫除け剤を使用し,長ズボンをはくなど、肌の露出を少なくしてください。
● 屋内では網戸で蚊の侵入を防いだり,殺虫剤で蚊を駆除したりしてください。
● 蚊に刺されてから症状が出るまでの潜伏期間は,2〜14日です。高熱とともに,頭痛や関節痛などの症状が出た場合には,早めに医師の診察を受けるようにしてください。
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