リトアニア国内における新型コロナウイルス感染者等の状況(7月29日)

1 リトアニア国内における感染者等(7月23日から7月29日まで)

新規感染者:計92名

(23日9名、24日26名、25日15名、26日7名、27日11名、28日8名、

29日16名)

累計感染者:計2043名

新規死亡者:計0名

累計死亡者:計80名

2 報道内容

・国立社会保健センターの発表によると、カウナスのバス会社「Kauno autobusai」でクラスターが発生しており、計11人の感染者が確認されているそうです。

・保健省の発表では、現在、国内で感染者の発生件数が多いのは、トラカイ、ケダイニャイ、シャケイ、カウナス市、モレータイ、ビリニュス地域市、シャルチニンカイ、パネベジス市、クライペダ地域市だということです。これらの地域では、今週、重点的にPCR検査が行われる予定です。

・国立社会保健センターのリンギエネ・ビリニュス支局長は、7月に入って、感染経路不明者が増えてきており、全体の24%を占めていることについて、これは看過できない数字であり、保健当局は懸念していると述べました。これらのケースは、発症前の感染者や無症状感染者が、自身が感染して、いることを知らずに感染を広げているものと考えられるとしました。また、海外からの感染者が後を絶たないことも懸念しております。(感染者全体の約26%)

・7月24日から26日にかけて、感染者数が大きく増加したことについて、

主に、カウナスの運送会社や個人のパーティーなど、既に確認されているクラスターの感染者の濃厚接触者でしたが、感染経路不明者や海外からの感染者も報告されております。

・国立社会保健センターは、14日間の10万人あたりの感染者数について、7月24日の時点では3.7人であったが、7月28日には5.2人にまで増加していると発表しました。感染者増加の要因として、7月以降の海外からのウイルス流入の増加と、人々の油断を挙げています。

・7月27日、感染影響国について,「過去14日間の10万人当たりの感染者数が16人以上」に基準が変更されました。

また,過去14日間の10万人当たりの感染者数が16〜25人の国について,「推奨」としてきた自己隔離を「義務」に変更されました。

3 感染が疑われる場合のリトアニア国内の連絡先等について

【新型コロナ相談窓口】(1808)

在留邦人・旅行者の皆様に発熱と呼吸器系の症状が続くなど、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合

ア コロナ相談窓口(午前8時から午後8時,英語可能)「1808」に電話をして状況を説明する。

イ 指示により病院に行く必要がある場合には、バスやタクシーの使用は出来ず,自家用車で行く必要がありますが,自家用車が無い場合には,自治体が搬送することが義務づけられています。指示に従ってください。

ウ 検査後は,検査結果が出るまで自主隔離となります。陽性で、入院の必要があると判断される場合には、救急車が来ます。

上記のようなドライブスルー検査を行っております。

詳しくは,、

「こちら(https://www.lt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00030.html)」

をご覧ください。

ドライブスルー検査以外にも、有料ではありますが、私設のクリニックで検査を受けることもできます。

 なお、リトアニア国内では、日本語で受診できる病院はありません。

4 感染症の予防について

 基本的なことですが、以下の対策を続けることが重要です。

(1)石鹸やアルコール等を用い、定期的な手洗いを励行する。

(2)外出先から帰宅すれば、手洗いとうがいを徹底する。

(3)なるべく公共交通機関や人込みを避ける。

(4)咳や発熱の症状のある人との接触を避ける。

5 大使館からのお願い

在留邦人の皆様におかれましては,リトアニアに滞在しているご友人やご学友等で未だ在留届を提出していない方がいらっしゃれば,登録するようお声がけをお願いいたします。

また,既に帰国された方は,下記URLから帰国届けの提出をお願いします。

【在留届及び「たびレジ」への登録のお願い】

 海外渡航前には,万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え,必ず在留届を提出してください。帰国届けも下記URLから行えます。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html 参照)

6 参考

(1)リトアニア政府コロナウイルス情報ページ(英語)

http://koronastop.lrv.lt/en/

(2)リトアニア外務省コロナウイルス情報ページ(英語)

https://urm.lt/default/en/important-covid19

(3)リトアニア外務省領事局ホームページ(リトアニア語)

http://keliauk.urm.lt/lt/pranesimai

(4)リトアニア保健省

http://sam.lrv.lt/en/

(5)リトアニア保健省所轄国立社会保健センター

http://nvsc.lrv.lt/en/

(6)外務省海外安全ホームページ(日本語)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

(7)厚生労働省ホームページ(日本語)

https://www.mhlw.go.jp/index.html

〇 在リトアニア日本国大使館 Embassy of Japan in Lithuania

  電話 +370 523 10462(開館時間のみ)

  電話 +370 612 74545(閉館時間、緊急連絡先)