●報道によれば,アルゼンチン国内では35,552名(昨日から1,393名増)の累計感染者数,うち913名(昨日から35名増。アルゼンチンにおける一日の新規死亡者数としては過去最多)の累計死亡者数,10,512名の累計治癒数が報告されています。
●なお,当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU520/2020)は6月28日(日)まで継続中です。また,非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続されています。
●アルゼンチンの感染症危険レベルは,5月22日から,レベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告))に引き上げられており,大使館では,アルゼンチンに滞在中の方を対象に所在調査を進めております。在留届,たびレジの登録情報の更新にご協力をお願いします。https://www.ar.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kyoryokuirai.html
1 報道によれば,アルゼンチン国内では35,552名(昨日から1,393名増)の累計感染者数,うち913名(昨日から35名増。アルゼンチンにおける一日の新規死亡者数としては過去最多)の累計死亡者数,10,512名の累計治癒数が報告されています。
2 強制隔離関連
(1)ブエノスアイレス首都圏におけるICUベッド使用率上昇に対する懸念(報道)
報道によれば,ここ最近のブエノスアイレス首都圏でのICUベッド使用率の上昇が,専門家を心配させ始めており,このまま感染者数が増加して,現在の高い陽性率が維持されると,深刻な事態にも至りうるとしています。ブエノスアイレス市での新型コロナウイルス用に利用できるICUベッドの使用率は35%で,ブエノスアイレス州では平均で59%であるが,場所によっては95%(うち新型コロナウイルス患者は30〜40%)を使用中のところもあるようです。州政府関係者は,これまでは州内で連携することにより問題はなかったが,このままの状態が続けば30〜40日で医療崩壊が起こる危険があると語っています。
(2)ブエノスアイレス州及びブエノスアイレス市の感染者情報統合の取りやめ(報道)
感染者情報をブエノスアイレス首都圏(AMBA)として統合して公表するとしたブエノスアイレス州とブエノスアイレス市でしたが,その後に強い批判を受け,従来通り州と市で別々に感染者情報を発表し,AMBAとしての感染者情報も発表することに変更となったとのことです。
(3)ラ・タム航空アルゼンチン国内線撤退(報道)
報道によると,17日,ラ・タム航空はアルゼンチン国内の12路線と国際線4路線(サンチアゴ,サンパウロ,リマ,マイアミ)から撤退すると発表しました。撤退する国際線4路線及び貨物路線は関連のグループ会社が運航を継続します。
ラ・タム航空は15年に渡りアルゼンチンで運航を行ってきたものの,国営のアルゼンチン航空と比べての差別的な扱いや労働組合との歴史的な軋轢,そして新型コロナウイルスによる運航停止が,撤退にいたる大きな要因となっていたようです。
3 所在調査及び在留届情報の更新のお願い
大使館では,感染症危険レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)への引き上げも踏まえ,現在アルゼンチンに滞在しておられる方々を可能な限り正確に把握するため,在留届を提出されている方には,登録情報のご確認を,「たびレジ」登録をし,実際に滞在されていない方,または,既に在留届を提出されている方におかれましては,たびレジ情報の「削除」をお願いしております。
詳細は「【所在調査ご協力のお願い】アルゼンチンに在留届の提出,たびレジの登録をされている皆様へ!」をご参照ください。 https://www.ar.embjapan.go.jp/itpr_ja/kyoryokuirai.html (以上)