1 カタール国内の状況
(1)保健省は15日,1,153名の感染が確認され,これまでに確認された感染者数が29,425名になったと発表しました。また190名が治癒し,これにより国内における治癒者の合計は3,546名になったと発表しました。
(2)国家パンデミック対処委員会は,国内のカタール人及び在住者の感染者数は先週,顕著な増加を示した一方で,治癒者の数も増加したとしています。
(3)ハマド医療機構感染症局Khal局長は以下の点を指摘しました。
●ラマダンの残り期間,及びラマダン明け大祭の時期においても,感染拡大防止策に従い,自宅に留まり,他者との間隔を保つ事が重要で,集会等は実施しない事が大事。
●過去7日間で感染者が増加し,連日1,000名を超えたが,これはピーク時期の開始を意味し,ピークに達した訳ではない。
●1日の検査数は増加し続けており,これは検査所の能力が大幅に拡充されたことによる。今後2週間の検査実施も増加するものと思われる。
●感染確認者の多くは25から34歳の層で36.7%を占め,次が35から44歳の層で,29.8%である。
●先週中に治癒した感染者は,1,100名に達した。治癒は,2日連続で2回検査を実施し,無症状となって10日後に確定する。
(4)カタール五輪委員会は15日,国内スポーツイベント等の延期措置を5月末まで延長すると発表しました。
(5)保健省は,コロナウイルス感染が疑われる症状がある場合は,ホットライン(16000番)に連絡するか,検査のため指定された下記の4か所のセンターを直接訪問するように案内しています。
・Muaither Health Centre
・Rawdat Al Khalil Health Centre
・Um Slal Health Centre
・Al Gharafa Health Centre
2 感染予防方策等
(1)保健省は,感染予防のため以下を推奨しています。
・ 定期的に石けんと流水で最低20秒間手洗い,又はアルコール消毒液で洗浄する。
・ 咳,くしゃみは鼻と口を袖やティッシュで覆い,ティッシュは蓋付きゴミ箱へ。
・ 手洗い前は,眼,鼻,口を手で触らない。外出から帰宅時は特に。
・ 他者,呼吸器疾患がある人との接触は特に避ける。距離は最低1メートル保つ。
(2)保健省は,コロナウイルス関連の無料ホットラインを設置しています。
【直通番号:16000】
(3)保健省ホームページには専用ページが立ち上げられ,随時アップデートされています。 http://www.moph.gov.qa/english/Pages/Coronavirus2019.aspx ;
また同省は,自宅における隔離に関する内容を下記ページで情報提供しています。
https://www.moph.gov.qa/english/Pages/home-quarantine.aspx ;
3 その他の生活に関わる規制等
※これら措置は事前予告なく,突然変更される可能性もあります。十分ご注意ください。
※措置が突然変更されることもあり,各所で混乱が生じています。十分ご注意ください。
● カタール航空の日本就航便は現在成田便のみ運航中です。運航状況は常に最新情報をご確認ください。
※カタール航空運航状況確認サイト
https://fs.qatarairways.com/flightstatus/search
※ハマド国際空港離発着フライト確認サイト
https://dohahamadairport.com/airlines/flight-status?type=arrivals&day=today&airline=all&locate=all ; ;
● 我が国の水際対策強化により,カタールから我が国に入国する場合は,空港検疫所にて、質問票記入、体温測定、症状確認などが求められ、PCR検査が実施され、自宅等、空港内のスペース又は検疫所長が指定した施設等で、結果が判明するまでの間待機が必要となります。(4月29日午前0時から)。
※水際対策に関する詳細は下記の厚生労働省ホームページに掲載されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
● 映画館、劇場、プレイエリア、ジム、結婚式場の閉鎖(ホテル内も含む。3月13日)。
● 全公共交通機関の停止(3月15日)。
● カタール居住許可所持者を含む外国籍者の,入国を停止(4月1日に期限未定で延長)。
※カタール人は14日間の隔離措置後に入国が可能
● カタール出国には現在規制なし(規制継続中は再入国できない点に留意)。
● カタール入国を伴わないトランジット利用への規制は現在なし。
● 当面の間,国内モスクの1日5回の礼拝と,金曜日の集団礼拝を停止。
● カタール帰国者で,無症状・初期検査通過者は,定められた手順遵守を誓約後は,自宅隔離が可能。違反の場合は法的措置が取られる(3月19日)。
● 政府公共部門職員8割に在宅勤務を承認(3月19日)。
● 公共の場における,集会を禁止。警察が取締り,違反者を拘束すると発表(3月21日)。
● 現状不必要な店舗は3月27日から閉鎖。ただし食料品販売店、薬局、デリバリーサービス(レストランを含む)等は例外(3月26日)。
● 金,土曜日は,以下業種以外の商業活動は停止。食料品関連(スーパーマーケット,食料品店),青果店,レストラン(配達のみ),パン販売店,薬局,通信関連店舗(商業施設内のもの),電気・配管・エレクトロニクス関連のメンテナンス,ガソリンスタンド, 工場,診療所,国家プロジェクト従事の企業,ホテル事業,流通・貨物企業・海空港で営業する企業・通関関連(4月10日)
● 行政開発労働社会省は,在宅勤務で労働者賃金,福利厚生は変更されるべきでないとし,公共・民間の労働者数を20%に削減するとの閣僚評議会決定に基づき,在宅勤務に関するガイドラインを発表。
https://www.adlsa.gov.qa/en/news/Pages/News21402020.aspx ;
● 買い物客は,食料品販売店で買い物時にマスクの着用が義務化(4月23日)
● カタールの感染症危険情報レベルが「レベル3 (渡航中止勧告)」に引き上げられました。最新情報を入手の上,感染予防に努めてください。
(PC) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2020T088.html ;
(携帯) http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbhazardinfo_2020T088.html
● 内務省が,家族連れを除き,車に2名を超えて乗車しないよう呼びかけ(4月24日)。
● 保健省が,必要な場合を除き外出せず,職場,公共の場で他者との間隔を保ち,マスクを着用し,友人訪問等は避けるよう呼びかけ(4月24日)。
4 一部規制が緩和された措置
※これら措置は事前予告なく,突然変更される可能性もあります。十分ご注意ください。
● 国内の両替所の営業を再開(5月12日)。
● レストラン・カフェにおける持ち帰り注文受付を再開(5月12日)。
ただしショッピングモール内の店舗は引き続き配達のみ。
(お問い合わせ先)
在カタール日本国大使館 領事班
電話: (+974)4440 9000
FAX:(+974)4029 3655
メール: eojqatar@dh.mofa.go.jp
現在,来館には事前予約が必要です。
詳細は当館ホームページをご確認ください。
○本メールは,在留届に登録されたアドレスに自動配信されております。
○3か月以上滞在する方は,必ず在留届を提出してください。
○3か月未満の旅行や出張などの際には,「たびレジ」に登録してください。
どちらも下記URLからオンラインで簡単に手続きできます。 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
※「たびレジ」簡易登録のメール配信停止(下記URLで手続きできます) https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete