ラトビアにおける新型コロナウイルス感染の発生

●3月2日,ラトビア国内において,新型コロナウイルスに感染した患者が初めて確認されました。

●感染者はイタリア(ミラノ及びヴェローナ)を訪問し,2月29日にミュンヘン経由でリガに帰国しました。

●最新の情報の入手に努めつつ,感染症の予防として,手洗いや咳エチケットを励行してください。

在留邦人の皆様及びたびレジ登録の皆様へ

 3月2日,ラトビア国内において,コロナウイルスの最初の感染例が確認されました。ラトビア保健省の発表によれば,リガ在住のラトビア人女性で,イタリア(ミラノ及びヴェローナ)を訪問し,車でミュンヘンへ移動し,2月29日ミュンヘン経由で空路にて帰国したとのことです。同人は現在リガ東部大学病院感染症センターで隔離治療を受けているとのことです。また,同人とともに旅行していた家族については,感染は確認されていないものの,共に同病院に搬送されているとのことです。

 2日現在,ラトビア政府の発表によれば,日本,中国,韓国,シンガポール,イラン,イタリアのロンバルディア州ヴェネト州エミリア=ロマーニャ州及びピエモンテ州からの渡航者は14日間自身において健康状態の観察(1日2回の検温を推奨)が求められています。その期間中に,感染が疑われる症状(高熱,咳,喉の痛み,呼吸困難等)が発生した場合,可能であれば家族や他の人との接触を避け,速やかに113(救急番号)に連絡し,症状,症状の発生している期間やコロナウイルス感染地域への渡航歴を伝えてください。その後,病院から医療従事者が派遣され検査が行われ,検査結果は24時間以内に本人に通知されます。また,113に電話をせずに病院に行くことの無いようにしてくださいとのことです。

 なお,症状の無い方に対し,当局等への健康状態の報告を義務づけたり,行動の制限を課すものではありません。

 在留邦人・邦人旅行者の皆様におかれましては,最新の情報の収集に努めつつ,人混みを避ける,入念な手洗いや咳エチケット(下記ホームページ参照)等の基本的な感染症対策に努めてください。

 なお,2日現在,ラトビア外務省の発表によれば,日本,中国,韓国シンガポール,イラン,イタリアのロンバルディア州ヴェネト州エミリア=ロマーニャ州及びピエモンテ州への渡航中止を推奨しています。

【参考】

ラトビア保健省ホームページ(ラトビア語)

http://www.vm.gov.lv/lv/aktualitates/koronavirusa_izraisita_slimiba_covid19/

首相官邸ホームページ

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

正しい手洗い方法(厚生労働省YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=Eph4Jmz244A&feature=emb_logo

(在外公館連絡先)

○在ラトビア日本国大使館 領事班

(代表)+371-6781-2001

2020年3月2日

ラトビア日本国大使館より