新型コロナウイルス関連(3月1日)

○3月1日,クウェート保健省は,クウェート国内において新たに1名の新型コロナウイルス感染者を確認し,同ウイルス感染者数は46名となったことを発表しました。

○2月25日,クウェート民間航空局(Civil Aviation)は,過去2週間に日本への滞在歴がある者は,査証ないし滞在許可証を取得していたとしても,国籍を問わず,クウェートへの入国を禁止とする旨発表しました。

クウェート保健省は,クウェート国民及びクウェート在住外国人に対し,クウェート国外に渡航しないよう呼びかけており,クウェート出国時には,クウェートに再入国する際にクウェート政府が実施する検疫を含む新型コロナウイルス対策措置に従う旨の誓約書への署名が求められます。

○また,クウェート政府による新型コロナウイルス対策が,今後,事前予告なく変更・実施される場合もありますので,十分にご注意下さい。新型コロナウイルスに関する質問は,クウェート保健省のホットラインにて24時間体制で対応可能です。

1.3月1日,クウェート保健省は,イランから帰国した乗客のうち新たに1名が新型コロナウイルスに感染していることを確認した旨発表しました。また,同省の発表によれば,クウェート国内における新型コロナウイルス感染者数は46名となり,これら46名は必要な手当を受けており,健康状態は良好とのことです。

2.また,2月25日付クウェート民間航空局(Civil Aviation)発表によれば,日本発着便の運航が停止されるとともに,過去2週間に日本への滞在歴がある者は,査証ないし滞在許可証を取得していたとしても,国籍を問わず,クウェートへの入国が禁止となります。

3.これまでのクウェート民間航空局等の発表によれば,日本のみならず,中国,香港,イラン,イラク,韓国,タイ,イタリア,シンガポール等の新型コロナウイルスの感染が拡大している国,地域への滞在歴がある渡航者に対しても,同様の入国制限が実施されるとのことです。

4.クウェート政府による上記措置の実施発表を受け,当館からクウェート外務省に事実関係を照会し,日本の感染防止対策や日本国内の状況を丁寧に説明し,当地邦人社会にも動揺と懸念が広がっている旨伝達しました。当館としては,引き続きクウェート政府側とこのような説明を含めたやりとりを継続的に行っていきます。

5.また,クウェート保健省は,クウェート国民及びクウェート在住外国人に対し,人が多く集めるイベント等を避け,またクウェート国外への渡航をやめるよう呼びかけており,クウェート出国時には,クウェートに再入国する際にクウェート政府が実施する検疫を含む新型コロナウイルス対策措置に応じる旨の誓約書に署名するよう呼びかけています。

6.今後,事前予告なく入国時の対応等が変更・実施される場合もあります。また,新型コロナウイルスに関連し,各国では様々な対応がとられていますので,渡航する際にはご注意して下さい。外務省では,海外に渡航される皆様に「たびレジ」の登録をお願いしていますが,実際の渡航の予定がない方でも「簡易登録」することで,希望する国に関する渡航者用・在留邦人宛のメール情報を入手することが出来ますので,ご活用下さい。

(たびレジ登録)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html 

7.また,当地においてはSNSや口コミ等で,様々な噂や憶測が広まっていますが,公式筋からの情報入手に努め,これらに惑わされないようにして下さい。クウェート保健省は,新型コロナウイルスに関して2種類のホットラインを提供しています。新型コロナウイルスに関する質問は,下記ホットラインにて24時間体制で対応可能です。

 +965-2497-0967

 +965-9604-9698

 +965-9904-8619

 さらに,健康調査票(Health Surveillance Card:空港等で入国時に署名し,保健所に健康状態を報告する書類)や新型コロナウイルスに関する質問は,以下の地区別のホットラインにご連絡下さい。

 Capital : +965-2253-1092

 Hawally : +965-2531-1346

 Farwania: +965-2479-6729

 Ahmady : +965-2394-0197

 Jahra : +965- 2457-2456

 Sabah : +965-2482-6592

8.空港や保健所では,各種規制,手続の運用に混乱が見られます。係官が,日本国籍者は一律にクウェートに入国できないと誤解していることもあります。特に,第三国からの日本人の入国について直前2週間に日本滞在歴がないことの説明が必要な場合があります。

9.新型コロナウイルスにつきましては,引き続き最新情報を入手するとともに,御自身や周囲の人のためにも,うがい手洗いを励行し,体調不良のときには外出を控えるなど,予防にも努めて下さい。(了)