新型コロナウイルスに関する注意喚起(台湾外交部による日本に対するトラベルアラートの引き上げについて)

 2月28日,台湾外交部は,同部領事事務局のプレスリリースにおいて,日本に対するトラベルアラートを「黄色」(渡航の是非の検討:4段階のうちの第2段階)に,また,北海道に対するトラベルアラートを「オレンジ色」(不必要な渡航の回避:4段階のうちの第3段階)に引き上げた旨発表したところ,概要は以下のとおりです。

●日本における「新型コロナウイルス肺炎」(武漢肺炎)の感染者数が引き続き増加しており,8割は日本国内での感染,ないし国内感染が疑われており,そのうち感染経路不明者は29%に上っている上,いくつかのコミュニティ感染と院内集団感染が発生している。

●このほか,日本の北海道では感染者が引き続き増加しており,2月28日までに既に66例に達し,日本の中で最も多くなっており,北海道知事は既に緊急事態を宣言し,民衆に対し週末の外出を控えるよう呼び掛けている。

●台湾と日本の往来は密接であり,日本は台湾の旅行者が最も多く訪問する先であることを考慮し,外交部は国民の権益を保障するため,日本に対するトラベルアラートを即日「黄色」に引き上げ,国民に対し,安全に特に注意するとともに渡航の是非を検討するよう注意喚起する。また,北海道に対するトラベルアラートを「オレンジ色」に引き上げ,不必要な渡航の回避を提案する。

<2月28日付け外交部領事事務局プレスリリース(中国語)>

https://www.boca.gov.tw/cp-56-5184-af52f-1.html

<台湾外交部トラベルアラート(参考)>

第1段階:「灰色」注意を呼びかけ

第2段階:「黄色」渡航の是非の検討

第3段階:「オレンジ色」不必要な渡航の回避

第4段階:「赤色」退避を勧告

 つきましては,台湾在住の邦人の皆様におかれても,上記プレスリリースをご参照の上,台湾当局による措置について十分にご注意ください。

 また,中央感染症指揮センターは,手洗い・咳エチケットの励行,目・鼻・口を手で触らないこと,海外から帰台する際に発熱,咳等の症状がある場合,空港・港の検疫担当者に通知することを呼びかけるとともに,帰台後14日以内に疑わしい症状が現れた場合は,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(中国語・英語)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。

 なお,衛生福利部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照ください。

<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw

 当協会と致しましては,台湾に在住・滞在されている邦人の皆様の状況を迅速に把握したいと考えており,邦人通報用専用電話を設置しております。つきましては,台湾において,万が一,ご家族・お知り合い等の邦人の方が新型コロナウイルスに感染した,あるいは感染の疑いで医療機関にて検査・隔離されているとの情報がありましたら,下記専用電話にご連絡ください。

<感染・感染疑いに関わる邦人通報用専用電話>

(市外局番02)2713-6680

 台湾域外からは(地域番号886)2-2713-6680

 なお,上記専用電話は緊急の通報ダイヤルであることから,新型コロナウイルスに関する一般的なご質問,ご相談等については,従来通り,下記の代表電話番号にご連絡願います。

 邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP https://www.cdc.gov.tw 等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めてください。

<一般的なご質問,ご相談等に関わる連絡先>

公益財団法人日本台湾交流協会

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住所:高雄市苓雅区和平一路87号9F,10F

電話:(市外局番07)-771-4008

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