新型コロナウイルスに関する注意喚起

・昨年末に中国・武漢市で確認された新型コロナウイルスによる肺炎が継続的に発生しています。

・人から人への(ヒトーヒト感染)拡散が発生していますが、その拡がりやすさはまだ不明です。

・我が国外務省及び米国疾病予防管理センター(CDC)は、中国・湖北省へ不要・不急の渡航を避けるよう勧告しています。

中国当局も流行地域のバス、地下鉄、電車、国際空港など外の交通機関を封鎖しました。

・予備的な情報では、高齢者や健康上の問題(基礎疾患)がある方は、本ウイルスによる肺炎が重症化しやすいことが示唆されています。

ケニアではまだ発症例の報告はありませんが、報道に注意し、情報収集に努めてください。

1.現在の状況

 昨年末から中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎の発生し、罹患者の規模と範囲が拡大し続けています。現在、アジア大陸を越えてより多くの症例が確認され、今後も拡大することが予想されます。

2.コロナウイルスの特徴

 通常のコロナウイルスは単なる風邪症状を引き起こすだけですが、新型コロナウイルスは肺炎など重症化しやすいことが特徴です。少なくとも以前特定された2つの新型コロナウイルスは、重症急性呼吸器症候群 (SARS)と中東呼吸器症候群 (MERS)という重篤な疾患を引き起こしました。今回の新型コロナウイルスも多くの死亡を含む重症例が報告されております。予備的な情報では、特に高齢者や健康上の問題(基礎疾患)があったり、免疫機能が低下している人が重症化しやすいことが示唆されています。今回の新型コロナウイルスの特徴、感染経路、ヒト-ヒト間での伝染しやすさ等はまだ不明です。

3.今後の対応

 今回のアウトブレイクに対して我が国外務省及び米国疾病予防管理センター(CDC)は該当地域への不要・不急の渡航を控えるよう呼びかけています。中国当局湖北省周辺のバス、地下鉄、電車、国際空港などの交通機関を封鎖しました。引き続き、報道等に注意し情報収集に努めてください。

 ケニアでの発症例はまだ報告されておりませんが、当地の医療レベルを鑑みた場合、先進国のような迅速な診断や初期治療は期待できません。またインフルエンザが流行しているため、発熱,咳等の症状のみでは判断がつかないことが予想されます。以下に注意すべき点について記載しましたのでご確認ください。

・病気の方との接触を避けて下さい。

・うがい、手洗いを頻繁に行い、可能であればアルコール手指消毒剤も使用してください。

・風邪症状があれば、マスクをしてください。

・通常の風邪とは違う、と感じたらすぐに医療機関を受診してください。

《お知らせ》

※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、「緊急情報配信用ツイッター」を運用しています。大使館からの情報をいち早く入手することが可能になります。

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https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR

※ 「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いします。

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令和2年1月27日

ケニア日本国大使館

電話:020−2898−000(24時間対応)

ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/