カザフスタン保健省は24日,新型コロナウイルス対策及びカザフスタン国民への勧告事項について発表したところ,概要は以下のとおりです。
1 カザフスタンにおいて新型コロナウイルスの感染事例は,確認されていない。SNS上で,あたかもカザフスタンにおいて発病が確認されたかのような不正確な情報が出回っていると聞いている。情報は真実と合致していないため,虚偽の情報をこれ以上拡散することを控えるようお願い申し上げる。
2 中国における感染状況の複雑化に伴い,カザフスタンへの(ウイルスの)侵入及び感染拡大を予防する目的で,保健省は新たな感染者が確認された場合に備えた訓練を実施している。特に,空港職員,国境警備局及び税関,航空機客室乗務員,フライトスタッフ,鉄道運転手との協力体制の確保,航空機及び鉄道での移動,患者の入院施設への移送時において,新型コロナウイルス及びその他の感染症が疑われる人物の発見にかかる取組みが行われている。現在のところ,訓練はタルディコルガン市及びアルマティ市において行われ,今後,その他の都市においても実施される。
3 カザフスタン保健省は以下を勧告する。
(1)特に必要な場合を除き中国への渡航を差し控えること。
(2)武漢市,黄岡市,鄂州市,赤壁市,仙桃市,潜江市,黄石市,利川市への渡航を取りやめること。
(3)中国滞在中又は中国からの帰国後に呼吸器系にかかる症状を発症した場合,渡航中又は帰国後に医療機関の支援を受ける又はかかりつけ医に感染拡大地域への渡航及び滞在について報告すること。
(4)激しい呼吸器系の病状に感染している者との濃厚接触を避けること。
(5)急性肺炎及びインフルエンザが蔓延する季節であることに鑑み,急性肺炎患者と接触する場合又は医療機関を往訪する場合にはマスクを着用し,3時間ごとに取り替えること。
(6)頻繁に手を洗い,特に病人及びその周囲に直接触れた後は,手洗いを徹底すること。
(7)病気に罹っているペット及び/又は野生動物との濃厚接触を避けること。
4 急性の呼吸器系感染症に罹った人物は,咳をする際のエチケット(距離を見て,咳き込む際は口を覆い,ティッシュ又はハンカチを用いる)を徹底しなければならない。
5 現在の状況は,カザフスタン保健省の恒常的なコントロール下にある。
(何かあった場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047