邦人が関係する交通事故の発生にかかる注意喚起

● 昨日(9月9日)昼間時間帯に、ナイバシャとナクルを結ぶ幹線道路において、ミニバスとマタツが正面衝突する重大事故(死者3名及び負傷者10名以上)が発生しています。

 関連報道は、以下のとおりです。

 https://www.kenyans.co.ke/news/43681-grisly-road-accident

● 事故は、マタツが前の車両を追い抜こうとして、センターラインを超えたことが原因とされています。

● ミニバスには、インターナショナル学校の生徒(日本人生徒1名含む)及び教職員が乗車しており、複数の学校側関係者が骨折等の重傷を負った模様です。

● なお、今次の事故以外にも、最近、邦人が当事者となる交通事故の報告を複数受理しています。

● 交通事情が日本と異なる事を十分に踏まえて頂き、ケニア国内において運転する場合には、細心の注意を払い、防衛運転に徹するようお願いします。

ケニアの交通事情

 運転マナーは、決して良いとは言えません。強引な割り込み、過度なスピード運転、マタツやボダボダによる危険運転、さらには信号無視、道路の未補修等、交通事故に遭遇する可能性は極めて高く、車の運転については、常に十分な注意が必要です。

 また、運転手がいて、後部座席等に乗車する場合であっても、必ずシートベルトの着用をお願いします。シートベルトは命を守ります。

2 万が一、交通事故に遭った場合の対処

(1)最初に実施すべき事項

○ ケガ人がいる場合は救急車を呼ぶ。(999番)

 人命救助を最優先してください。

○ 警察を呼ぶ。(999番)

 ナイロビ市内の場合はナイロビ地区指令センター(Nairobi Area Control Room)020−3556771に連絡することも可能です。警察が来るまで車を動かさないでください。警察が来る前に車両を移動させるときは、スマホデジタルカメラ等で現場の写真を撮っておく、また、車の位置やタイヤの向いている方向がわかるように石等で書き込んでおく等の措置も講じて下さい。

(2)留意事項

○ 運転手がいれば、原則、運転手に対処させてください。

○ 現場で示談にすることなく、必ず警察に現場検証をしてもらい、事故証明書を発行してもらいましょう。(※日本の車両保険制度と異なる面があるため、事前に契約内容等を確認しておく。)

○ 周囲の野次馬等が騒ぐ場合や相手が激高するなど、身に危険が及ぶ可能性がある場合は、躊躇することなく現場から離れ安全な場所へ避難してください。(避難後、その旨警察へ通報する。)

《お知らせ》

※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、大使館からの情報をいち早く入手していただくため、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しています。以下のURLからフォローをお願いします。

  https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR

※ 「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/detete

令和元年9月10日

ケニア日本国大使館

電話:020−2898−000(24h対応)

ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/