【ポイント】犯罪の被害者とならないように,「ここは日本ではない」という意識を持ち,注意を怠らないようにして下さい。
【本文】8月に入って,邦人が窃盗等の被害に遭うトラブルが増えています。各ケースの傾向と対策は以下のとおりです。
<ケース1>
いつのまにか,スマホや財布がなくなっていた。
* 平素から用心して,紐をつけて肌身につけるなど自衛手段を講じて下さい。
バッグや上着など盗まれやすいところには,貴重品を入れないようにして
下さい。
<ケース2>
ウラジオストク駅前のタクシーを口頭取引で明確な料金の聞き取りなく,半日雇ったものの,法外に高額な料金を請求された。
* 声を掛けてくる「白タク」には絶対に乗らないようにしましょう。タクシーアプリを使用する等,料金を明確にしてから利用しましょう。
<ケース3>
相部屋のホステルに宿泊した際,部屋を離れたわずかの時間に,部屋に置いていた財布の中の現金が盗まれていた。
* 貴重品は肌身離さずお持ち下さい。寝ているときも用心が必要です。
<ケース4>
パスポートを拾ったと連絡してきた者から,不当に金銭を要求された。
* 警察署に紛失届けを出し,同時に相手の連絡先を警察官に伝え,警察官に間に入ってもらうようにしましょう。
<ケース5>
背丈が165センチくらい若い中国系の男が,目の前でお札の束を(わざと)落とし,背丈が180センチくらいの若い白系ロシア人男が(第三者の振りをして)それを拾ったあと,すぐに中国系の男が戻ってきて日本人旅行者に因縁をつけ,確認したいと称して財布を提示させ,返却されたときには高額紙幣が抜き取られていた(この外国人2名はつるんでいた)。
* 4月にも同様の事例がありました。財布の提示を求められても絶対に財布を渡さないで,近くを通った人に声を出して助けを求めるようにしてください。
このように邦人が被害に遭うケースが増えています。「ここは日本ではない」との意識を持ち,注意を怠らないよう心がけるとともに,被害に遭わないように自衛手段を講じてください。
万が一,トラブルに巻き込まれたときは,下記の領事館担当者までご連絡下さい。
領事班 担当 坂谷・村田
TEL : 8−423−262−74−81
e-mail: ryouji@vl.mofa.go.jp