クリスマスや年末年始は外出する機会が増えることから、強盗、窃盗、車上荒らし等の一般犯罪が増加するおそれがあるのでご注意ください。また、在留邦人の孤独、孤立及びそれに付随する問題でお悩みの方についても海外安全ホームページに掲載している相談窓口にご相談ください。
クリスマスや年末年始は、外出の機会が増えることから、一般犯罪が増加するおそれがあります。主な犯罪の注意点を記載しますので参考にして下さい。
1 安全対策
(1) 車上荒らし
飲食店や食料品店などの駐車場で被害に遭われるケースもありますので、駐車する際は店舗の出入口付近や警備員など人の目がある場所に駐車するよう心がけて下さい。また、後部座席に鞄を忘れて被害に遭ったケースもありますので、車から離れる際は短時間でも必ず貴重品を携行するようにして下さい。
(2) 車両強盗
信号待ちや走行中、犯人の車両が急に飛び出して進路を塞ぎ被害に遭うケースや、店舗駐車場や給油中に被害に遭うケースが多く発生しています。
早朝や夕方から夜間にかけての時間帯に被害が生じることが多いですが、日中でも被害に遭う可能性は十分に考えられます。また、普段ご利用されている店舗であっても安全とは限りません。人通りや車通りなど周囲の状況を良く確認して頂くと共に、怪しい雰囲気(人気が少ない、駐車場に車が1台も止まっていないなど)を感じたら、ご利用を避けるようお願い致します。また、万が一被害に遭ってしまった場合は、抵抗せずに犯人の要求に従って下さい。強盗犯の多くは銃器を使用しますので、抵抗した場合、命に関わる危険性があります。
(3)路上窃盗
窃盗事件は、人通りが少ない場所だけではなく、観光地など人が多く集まる場所でも発生しており、外国人を狙った犯行と思われる事件も発生しています。貴重品は肌身離さず携行して頂くと共に、置き引きなどの被害についても十分に気をつけて下さい。
(4) 空き巣
年末年始で家を空ける機会が多いと思いますが、家族や信頼出来る人以外には旅行先や外出の予定は伝えないようお願いします。また、帰宅時に空き巣に入られた形跡がある場合は、犯人が内部に潜んでいる可能性もありますので、一人で入らずに、警察(104番)へ通報して下さい。
2 過去に発生した邦人被害
(1)邦人旅行者の窃盗被害
被害者は、パナマ市ベジャ・ビスタ地区バルボア通り路上で自称コロンビア人男性と知り合い、しばらく行動を共にし、写真を撮ってもらうため同男性に自身のスマートフォンを渡したところ、そのままスマートフォンを奪われ逃走された。
(2)邦人旅行者のホテル荒らし被害
被害者は、他の旅行者と一つの部屋をシェアするホステル(簡易宿泊施設)に鞄を置いたまま外出し、1時間半後に部屋に戻ったところ、鞄の中に入れていた現金約2000ドルが盗難に遭っていた。
(3)窃盗(置引き)の被害
プンタ・パイティージャ地区に所在する飲食店のテラス席で複数の知人とともに飲食後、隣の座席に置いていたバッグ(鍵、身分証、免許証、財布等)が窃盗(置き引き)の被害に遭った。
(4)けん銃強盗被害
ア 深夜0時頃、ベジャ・ビスタ地区エル・カングレホの路上を徒歩で帰宅途中、物陰からけん銃のような物を所持した男が近づいて来て、現金及び携帯電話等を強奪された。
イ 21時15分頃、Parque Ricardo Galindo(パナマ日本人学校から南へ約10m)前の歩道を徒歩で帰宅途中、けん銃及びナイフを所持した2人組の男から脅され、携帯電話を奪われた。
ウ 20時30分頃、サンフランシスコ地区のムルチプラザからプンタ・パシフィカ方向へ向かう陸橋を徒歩で帰宅途中、背後から近づいてきた男1名からけん銃を突きつけられ、財布を要求されたため、他の通行人に助けを求めたところ、被害者の側頭部をけん銃で殴打し逃走、被害者は全治3週間の怪我を負った。
3 在留邦人の孤独・孤立対策
(1)孤独、孤立及びそれに付随する問題でお悩みの方へ
・人には言えない悩みや不安で苦しんでいませんか?
・悩みをおもちの方々は、以下の海外安全ホームページに掲載している相談窓口にご相談ください。