邦人犯罪被害事例(7月3日:シャウエン)

 単独でシャウエンを旅行中の邦人女性に対する性的暴行の被害が発生しましたので,ご連絡いたします。

 フレンドリーに日本語等で話しかけてくるモロッコ人とのコミュニケーションは,モロッコ観光の魅力の一つではありますが,単独で旅行中又は旅行を計画されている女性の方は,特に警戒をして下さい。

ロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様

邦人犯罪被害

発生日時:7月3日(水)15時頃

発生場所:シャウエン

被害手口:性的暴行

被害者:20代女性(単独)

概要:

 被害者は,7月3日(水)午後,シャウエンのメディナ内のカスバに近い少し開けた広場にて,路上でマグネットを販売している加害者(17歳)に「インスタ映えするよ」と日本語で話しかけられた。

 日本について加害者と暫く会話し,その場を離れようとしたところ、日本語の本や使い込んだノートを見せ、もっと日本語を話したいからシャウエンの「絶景ポイント」を案内したいと申し出てた。チップを請求するのかと確認したところ、日本語を勉強したいとのことであった。

 被害者は,加害者の外見が幼く,純粋な少年に見え、また,ほかのモロッコ人に比べ優しい印象であったため信じてしまい、「絶景ポイント」に同行した。

 その「絶景ポイント」に観光客はおらず、少し離れたところにモロッコ人が数人という人気のない場所であったことに被害者は危険を感じ,戻ると伝えたところ,加害者はそれまでの人相や口調から激変し、被害者への性的暴力に及んだ。

大使館からのコメント:

 フレンドリーに日本語等で話しかけてくるモロッコ人とのコミュニケーションは,モロッコを観光する上での魅力の一つではあります。しかし,世界の一部の国では,女性の単独での旅行はしないよう強く勧められており,最近の調査によれば,モロッコは,女性が単独で旅行するリスクの高さのランキングにおいて,世界で8位に位置しています。また,特に夜間にリスクが高まるとのことです。

 単独でモロッコを旅行中又は旅行を計画されている場合,旅行先で出会った異性とのコミュニケーションを楽しみつつも,特に女性は人気のない場所に同行しない等,警戒を怠らず自身の安全を守って下さい。また,辺境等の人里離れた地域へは,旅行業者の正規のガイドを雇うよう強く勧めます。その他,単独である場合,盗難及び詐欺等の他の犯罪被害に遭うリスクが高まりますのでご注意願います。

 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#  参照)

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】

在モロッコ日本国大使館領事部

TEL:+212-(0)537-63-1785

FAX:+212-(0)537-63-9560

E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp

在モロッコ日本国大使館ホームページ:http://www.ma.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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