麻疹(はしか:measles)の流行

●最近、QLD州内で麻疹が流行しており、保健当局が注意を呼びかけています。

●最新情報の入手に努め、感染予防及び適切な受診に努めて下さい。

 QLD州保健当局は、今年に入り州内で12件の麻疹への感染が報告されていることを公表し、この数値は昨年1年間での感染報告件数(14件)に既に近づいているとしています。

 また、現在、日本国内でも麻疹や風疹が流行しており、ゴールデンウィーク中の更なる感染拡大も懸念されていること等から、日本当局もワクチン接種を呼びかけています。

 麻疹は、3つしかない空気感染する発疹性のウィルス感染症で、感染力が極めて強い(インフルエンザの10倍と推測)感染症です。潜伏期間は10日から12日で、症状出現より前からも感染力があるといわれています。とくに、免疫力の低い、小児(予防接種未接種者)・妊婦・高齢者・癌患者に発病率が高く、重篤化しやすい傾向にあります。主な症状は、発熱、咳、鼻汁、発疹などです。肺炎や脳炎に移行することがあり、医療先進国でも患者1000人当たり1名の死亡があると推計されています。

 対策として予防接種が有効ですので、過去の予防接種歴の確認と、必要により追加予防接種を検討してください。また、保健省や州保健当局からの注意や警報に従い、ご自身・家族の行動確認を行うとともに、感染の疑いがある場合には医療機関への連絡等を行って下さい。また、国外への渡航時には、行き先の感染症情報と自身の予防接種歴の確認もお願いします。

 なお、感染拡大防止のため、病院への受診前には、まずは電話にて担当医へご相談下さい。

<参考情報>

QLD州保健当局HP

https://www.health.qld.gov.au/news-alerts/news/measles

厚生労働省(日本)HP

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html

国立感染症研究所(日本)HP

https://www.niid.go.jp/niid/ja/

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<問い合わせ先>

 在ブリスベン日本国総領事館

 住所:Level 17, 12 Creek Street, Brisbane QLD 4000

 電話:07 3221 5188 / FAX 07 3229 0878

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