ダラ地区観光における過剰請求(ボッタクリ)被害について(在ミャンマー日本国大使館)

1 これまでヤンゴン市ダラ地区(ヤンゴン川を挟んだ南側)においての観光案内等のトラブルについて注意を呼びかけておりますが、今週に入り3件の被害が発生しており、再び、過剰請求の被害にあう邦人旅行者が増えております。最新の被害例としてはダウンタウンで声をかけられ、ダラ地区を観光後に数名の男達に囲まれ多額の請求を受けてATMで現金を引き出され、日本円にして約20万円の被害に遭われた邦人旅行者もいます。当地警察によると日本人だけではなく、多数の韓国人、欧米人も被害に遭っているそうです。

2 上記のように観光後に案内人から多額の請求を受ける被害例が最も多いですが、他に料金トラブルに巻き込まれた邦人旅行者、在留邦人の方からは,

●フットサルに誘われ、ダラ地区に案内され、プレー後に使用料として多額の請求を受けた。

●サイカー(自転車タクシー)に事前に値段交渉して乗車したものの、約束した時間や金額を守らなかった。また、勝手に案内人が同行し、案内料も請求を受けた。

●サイカーで観光中に身寄りのない子供たちに寄付するように強要された。

等の報告が大使館にも寄せられています。

3 つきましては,ダラ地区を訪問される際は、上記のようなリスクがあることを踏まえ、以下の点にご留意いただき,トラブル防止に努めて頂きたく存じます。また、当地警察に被害を申し出ても犯人が検挙されることは希であり、海外障害保険に加入しても現金は対象になりません。

(1)単独若しくは女性・子供だけでの観光は避け,信頼出来る観光ガイドを同行させる。

(2)フェリー内等において日本語で声を掛けられても,気安く応じない。

(3)サイカー等の料金交渉時は,運転手とともに必ず乗車開始時間を確認し,メモに控える等する。

(4)万が一,料金トラブルに巻き込まれても,大声を出したりすることなく,冷静に対応する。

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■問い合わせ先:在ミャンマー日本国大使館領事部

電話:95−1−549644〜8

   FAX:95−1−549643

   メール:ryoji@yn.mofa.go.jp