大使館からのお知らせ(当地政治団体TLPによるデモに関する注意喚起)

【ポイント】

〇 当地宗教政治団体TLPは、オランダで行われる予定の預言者ムハンマドに対する風刺画コンテストの中止等を求めるデモ行進をラホールより開始しました。

〇 デモ隊は、早ければ30日夜、イスラマバード市内に到着する見込みです。

〇 デモに伴う、道路封鎖が予想されます。

〇 デモや集会が行われている場所には、決して近づかない。

【本 文】

1 当地宗教政治団体TLPは、オランダで行われる予定の預言者ムハンマドに対する風刺画コンテストの中止等を求めるデモ行進を29日ラホールより開始しました。デモ隊は、30日午後4時現在パンジャブ州ジェラム(イスラマバードから約120km)に位置し、現在、イスラマバードに向け前進中で、早ければ30日夜半にはイスラマバード市に到達する見込みです。

 本デモに関連し、警察等による警備強化が既に始まっており、市内には多数の警察官等が配置されているほか、今後、コンテナ等による道路封鎖も予想されます。

3 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けて頂きますようお願いいたします。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。

(2)デモや集会が行われている場所には、決して近づかない。

(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

(4)デモ隊の攻撃の標的となりやすい場所(米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、国連関係機関、レストラン、マーケット、宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))には出来るだけ近づかないようにし、用件は短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。

4 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○外務省広域情報:

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C253.html

○ 当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○ 外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C226.html

○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

  海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

  また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○ 緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)