マリ大統領選挙(7月29日第一回投票,8月12日第二回投票)から新大統領就任(9月半ば頃)にかけての期間に予測される不測の事態に備えていただくための安全情報を,去る7月2日より,「外務省スポット情報」にてお伝えしています。
先月29日(日)に行われた第一回投票の開票結果が,昨日8日(水)に確定発表され,本9日(木)から10日(金)にかけて,第二回投票の選挙運動が行われます。12日(日)には第二回投票が行われることとなっており,ケイタ現大統領および対抗馬であるシセ野党第一党URD党首の両陣営が街頭にて選挙運動を繰り広げることとなるところ,首都バマコ市などにおいて治安情勢が急変する可能性があります。
9月には大統領就任式が実施される見通しですが,それまでの間は,首都バマコ市を含む全土において,治安情勢が不安定になることもあると考えられますので,渡航の中止または延期をしてください。また,既に滞在されている等,やむを得ず首都バマコ市に継続して滞在される方は,治安情勢に関する最新情報を入手し,不測の事態に巻き込まれないよう不要不急の外出は控え,以下の点に留意しつつ安全対策を講じてください。
1 最新の治安関連の情報収集を行う。
2 両陣営の遊説,集会,行進が行われている場所(「文化宮殿(Palais de la Culture)」,「独立広場(Place de l’Independance)」等)及び関連施設等(候補者宅,選挙管理委員会,政党(ケイタ候補のRPM,シセ候補のURD)事務所関係,憲法裁判所(Cour Constitutionnelle),投票所及び開票所)には近づかない。
3 テロや襲撃の標的となりやすい場所も避ける(ホテル,レストラン,バー,リゾート施設,スーパーマーケット,教会等,特に欧米人等外国人が多く集まる施設,宗教関係施設,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設等))
4 トラブルを回避するため,特定候補者の非難や支持など不要な言動・言論は慎む。
5 万一,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。
6 万一,被害に遭った場合や周囲に異常を発見した場合には,速やかに在マリ日本国大使館へ連絡する。
また,混乱が長引く場合に備え,飲料水や食料を十分確保されるようお薦めします。
なお,マリには,首都バマコ市を除く全土に,「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」又は「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」の危険情報を発出しています。
マリについては,危険情報(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_121.html#ad-image-0 )が発出されていますので,併せてご留意ください。
海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,在マリ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )。
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在マリ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。
(現地大使館連絡先)
○在マリ日本国大使館
住所:Avenue du Mali,devant le Ministere de l’Economie et des Finances, Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali
電話(市外局番なし)4497-9220
国外からは(国番号:223)4497-9220
FAX:(市外局番なし)4490-4947
国外からは(国番号:223)4490-4947
緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326
国外からは(国番号:223)6675-3326