大統領選挙実施等に伴う注意喚起(継続)

 去る12日のマリ大統領選挙の決戦投票の暫定結果が,昨16日発表されました。現職ケイタ大統領が大差で勝利し,さっそくフランスのマクロン大統領からケイタ大統領に電話で祝意が伝えられました。

 一方,敗れた野党第一党シセ党首の陣営は,この開票結果は不正選挙によるものに他ならず受け入れ不可能であるとして,街頭抗議行動を国民に呼びかけています。

 従いまして,この先,次期大統領の就任行事が実施される9月いっぱいまでの間,街頭デモや大衆集会,またこれに対する当局の動きが相まって,首都バマコ市内はじめ各地で緊張が高まる可能性があります。

 加えまして,当国においてはテロの脅威は絶えず存在しています。

 つきましては、治安情勢に関する最新情報を入手し,不測の事態に巻き込まれないよう不要不急の外出は控え,以下の点に留意しつつ安全対策を講じてください。

1 最新の治安関連の情報収集を行う。

2 デモ,集会が行われている場所(「独立広場(Place de l’Independance)」から「職安局(Bourse du Travail)」までの一帯),「文化宮殿(Palais de la Culture)」等,大統領選関連施設等(候補者宅,選挙管理委員会,政党(ケイタ候補のRPM,シセ候補のURD)事務所関係,憲法裁判所(Cour Constitutionnelle)等),またフランス大使館等フランス関連施設には近づかない。

3 テロや襲撃の標的となりやすい場所も避ける(ホテル,レストラン,バー,リゾート施設,スーパーマーケット,教会等,特に欧米人等外国人が多く集まる施設,宗教関係施設,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設等))

4 トラブルを回避するため,特定候補者の非難や支持など不要な言動・言論は慎む。

5 万一,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。

6 万一,被害に遭った場合や周囲に異常を発見した場合には,速やかに在マリ日本国大使館へ連絡する。

 また,混乱が長引く場合に備え,飲料水や食料を十分確保されるようお薦めします。

 なお,マリには,首都バマコ市を除く全土に,「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」又は「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」の危険情報を発出しています。

 マリについては,危険情報(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_121.html#ad-image-0 )が発出されていますので,併せてご留意ください。

 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,在マリ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )。

 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の在マリ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)。

(現地大使館連絡先)

○在マリ日本国大使館

  住所:Avenue du Mali,devant le Ministere de l’Economie et des Finances, Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali

  電話(市外局番なし)4497-9220

   国外からは(国番号:223)4497-9220

  FAX:(市外局番なし)4490-4947

   国外からは(国番号:223)4490-4947

  緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326

   国外からは(国番号:223)6675-3326

  ホームページ:http://www.ml.emb-japan.go.jp/j/index.html