●7月2日に首都バマコ中心部で開催されるサヘル5カ国・フランス首脳会議に際し,テロ等に注意が必要です。
●6月18日にバマコ市東郊で発生した襲撃事件の実行犯の一部は,いまだ潜伏している可能性があります。引き続き全土でテロの高い脅威が存在することに注意してください。
バマコ市への不要不急の渡航は中止または延期してください。既に滞在中の方は,首脳会議開催期間及びその前後の外出は極力控えてください。
日本外務省は、以下の海外安全情報(スポット情報:マリ:サヘル5カ国・フランス首脳会議開催に伴う注意喚起)を発出し、海外安全ホームページに掲載いたしましたので、お知らせいたします。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C147.html
1 7月2日(日),首都バマコの大統領府(Palais de Koulouba)においてフランス及びサヘル5カ国(「G5サヘル」=マリ・モーリタニア・ブルキナファソ・ニジェール・チャド)による首脳会議が開催され,「対イスラム過激派サヘル5カ国合同軍」の創設などが協議される予定です。
今年1月の「フランス・アフリカ・サミット」の際にもテロ未遂事件が発生しており,こうした国際的な注目を集めるイベントに際しては,テロ等の不測事態の発生に特に注意が必要です。
2 マリでは,イスラム過激派の掃討作戦が継続中の北部のみならず,中部やバマコの位置する南部地域においても,イスラム過激派組織が関与すると思われる襲撃事件が多く発生しています。6月18日(日)にはバマコ市東郊のリゾート施設「Le Campement Kangaba Complex」に対する襲撃事件が発生し,イスラム過激派組織「イスラムとムスリムの支援団(JNIM)」が犯行声明を発出しています。実行犯の一部はいまだ潜伏している可能性があり,予断を許さない状況です。マリでは引き続き全土においてテロの高い脅威が存在することに注意してください。
3 つきましては,バマコ市への不要不急の渡航は中止または延期してください。また,既に滞在されている方は,以下の対応に努めてください。
(1)フランス国際ラジオRFI(FM98.50MHz)ニュースなどで,最新の治安関連情報の入手に努める。
(2)首脳会議開催期間及びその前後の外出は極力控える。
(3)滞在先及びその周辺の治安情勢や警備体制を常時確認する。
(4)滞在先に危険を感じるようであれば,より安全なところに滞在先を移すなど必要な安全対策を講じる。
(5)テロや襲撃の標的となりやすい以下の場所にはできる限り近付かない。
大統領府,ホテル,レストラン,バー,リゾート施設,スーパーマーケット,教会等,特に欧米人等外国人が多く集まる施設,宗教関係施設,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設),フランス大使館,フランス大使公邸,フランス文化センター(Institut Français)等
(6)もし上記(5)の場所を訪れなければならない際には,避難経路を確認する等周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(7)夜間の外出は避ける。
4 なお,首都バマコ市を除くマリの全域については,「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」または「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が発出されています。目的の如何を問わず,渡航は止めてください。
(参考:マリ「海外安全情報」)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_121.html#ad-image-0
(参考広域情報・スポット情報)
・首都バマコ市郊外での襲撃事件発生に伴う注意喚起(2017年06月19日)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C139.html
・アフリカ西部(含:マグレブ諸国):テロに関する注意喚起(2016年11月10日)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C302.html
5 海外渡航時には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。短期の旅行や出張などには「たびレジ」の登録をお勧めします。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届の提出をお願いいたします。(詳細は:http://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )
また,テロ事件等に遭遇した際には,在マリ日本国大使館に速やかに連絡を取るようにお願いします。緊急時に備え,携帯電話にあらかじめ大使館の連絡先(電話:+223-2070-0150)を登録するとともに,質問等がある場合は,大使館領事班宛メール:malitaishikan.ryouji@mm.mofa.go.jpにご連絡ください。
6 テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せてご参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)
(問い合わせ窓口)
○外務省
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311
・領事サービスセンター
(内線)2902,2903
・領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
(内線)3047
・領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
(内線)5140
・外務省 海外安全ホームページ:
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
○在マリ日本国大使館
住所:Iimmeuble SONIT 5ème étage, Rue 252, Port1170 Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali
電話:(市外局番なし)2070-0150
国外からは(国番号:223)2070-0150
FAX:(市外局番なし)2021-7785
国外からは(国番号:223)2021-7785
緊急携帯電話(夜間,休館日):(市外局番なし)6675-3326
国外からは(国番号:223)6675-3326