ATMでのカード情報のスキミング被害に関する注意喚起

● ポイント

   近年,ATM等を利用した際に「スキマー」と呼ばれる小型機器を通じてキャッシュカードやクレジットカードのデータが盗まれ(スキミング),勝手に銀行口座等から現金等が引き出される被害が急増しています。

 ATM等を使用される場合には,カード挿入口に不審な機器が装着されていないか確認するとともに,暗証番号入力の際は外部から見られないよう手で隠す等の措置をお願いします。

● 本文

  1 2016年頃から,銀行等のATMにおいて、カード挿入口外側に取り付けられた「スキマー」と呼ばれる小型機器を通じて被害者のカード情報が盗まれ,同カード情報から作成された複製カードを通じて,被害者の銀行口座から現金が引き出される犯罪が多発しています。また,この場合,ATMの暗証番号入力キー近くには偽装された小型カメラが仕掛けられており,暗証番号も同時に盗まれています。

2 2017年12月の1か月で,559口座から総額1000万ルピー以上が被害に遭ったとの報道もあります。つきましては,同種被害の未然防止を図るため,ATM使用の際には以下の点に特にご留意ください。

(1)カード挿入口周辺に不審な機器が取り付けられていないかどうか確認し,不自然な状況があった場合にはATMを使用せず,銀行等の係員に申し出る。

(2)暗証番号入力キーの近くに,小型カメラがないかどうか確認する。これまでの被害状況から,ATMの近くに設置されている銀行のパンフレットが入った箱に穴を開けて,ピンホールカメラを設置しているケースがあった。

(3)暗証番号入力の際には,外部から見られないように手で隠す等の措置を取る。

(4)ICチップのカードに変更する。ICチップ式のカードは磁気式のカードと比較すると,偽造やデータ窃取が困難であるとされている。

3 なお,上記注意点以外にも,当地で安全に滞在するために参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので,そちらも併せてご確認下さい。また,緊急時の当館の連絡先についても,併せてご確認願います。

○ 当館ホームページ:

http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○ 外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 緊急時の連絡先 

  在カラチ日本国総領事館 電話(+92−21)3522―0800

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】

在カラチ日本国総領事館

電話:021-3522-0800 FAX:021-3522-0820

メール:japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp