大使館からのメール転送(ATM詐欺・窃盗事件の発生(ケープタウン))

●在南アフリカ日本国大使館は、以下のメールを発信しましたので、西ケープ州在住の皆様にも転送致します。

邦人が、ケープタウンを旅行中、見知らぬ者から駐車チケット代の支払先として案内された場所で、案内通りにATM機にカードを挿入し暗証番号を入力したところ、カードがATM機に取り込まれ、その後、不正に現金が出金される被害に遭いました。

 見知らぬ人にATM機や操作方法を案内された場合、詐欺や窃盗の可能性を念頭に、カードの安全を確保し、ATMの操作はせず、操作中の場合は中止する、暗証番号を入力する場合でも手で隠すなどして見られないよう様に注意する等安全対策をお願いします。

1 6月18日午後1時過ぎ、ケープタウンを旅行中の邦人が、Buitenkant Stにある喫茶店(Truth Coffee Roasting)を訪れ、店の前の駐車スペース(駐車チケット制)に駐車しようとしたところ、白Yシャツを着た男性(喫茶店の店員と誤認)に、向かいの店舗で駐車チケットを購入するよう案内されたため、当該店舗に向かったところ、先の男と同じような服装の男が待ち構えており、ATM機にて駐車チケット代を支払いようにと誘導されました。邦人は、男の指示通りにカードをタップしましたが反応がなかったため、カードを挿入して暗証番号を打ち込みましたが(手で隠し暗証番号を見られないようしていた)、エラーが表示され、何度か同じことを行っていると、カードがATM機に取り込まれてしまいました。

 別のカードを挿入すれば前のカードが出てくる、と男に言われたため、邦人は、もう一枚カードを挿入し、同様の操作を行いましたが、二枚目のカードもATM機に取り込まれてしまいました。

 気がつくと、案内と誘導をした男2人は立ち去っており、その後、銀行口座を確認したところ現金が不正に出金されていることが判明しました。

2 つきましては,以下の点に留意して安全対策を講じるようにしてください。

(1)見知らぬ人にATM機まで案内される、ATM機の操作を案内、指示された場合、詐欺や窃盗の可能性を念頭に、まずは、カードの安全を確保し、ATMの操作はせず、操作中の場合は中止する。

(2)ATM機、クレジットカードの決済等、暗証番号を入力する際は、手で隠すなどして見られないようにする。防犯カメラ、隠しカメラで見られている場合もあるので、付近に人がいなくとも十分に注意する。

(3)ATM機などに、小さな隠しカメラなど不正に情報を盗み取る機器を設置している場合があるので、よく観察してから利用する。

(4)旅先など不慣れな場所では、カードや所持品の取扱い保管はより慎重に行う。

3 参考情報(ケープタウンにおける駐車チケット制度)

ケープタウン中心部などには、路上に設けられた駐車枠に、定められた時間帯に有料で駐車する制度(駐車チケット制)があります。これは、市が委託したParking Marshall(現在は、オレンジ色のベスト、オレンジ色の帽子を着用。但し、委託先変更に伴い、名称、服装等が変更される可能性あり)と呼ばれる係員が、当該駐車枠に駐車する車の運転手に駐車開始時にチケットを発行し、立ち去る際に駐車時間に応じた駐車代金の支払いを求めるものです。料金は地域により若干異なり、案内看板に記載されています。支払いは、現金、アプリ、クレジット/デビットカードが可能とのこと。

日曜日や夜間など、駐車可能時間外は上記係員がおらず、偽係員などが出没し、チップを求める、本件のようにATM機に誘導し詐欺や窃盗を敢行するケースがあるとの情報があります。

利用する際は、駐車可能な時間であるか、市から委託を受けた係員が対応しているかなどよく注意してください。

4 万一、事件・事故等に巻き込まれた場合は、在南アフリカ日本国大使館に連絡してください。

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ケープタウン領事事務所

電話:(国番号27)-(0)21-425-1695

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